赤ちゃんが初めて出会うおもちゃは「チェーンリング」

二重つなぎ
 チェーンリング数:18個  重さ:10 g   長さ:18 cm

おもちゃ(チェーンリング)は吊るして!

赤ちゃんは、見て、さわって、さまざまなものに出会っていきます。
チェーンリングは軽くて持ちやすく、手のひらに刺激を伝えます。

最初は、吊るして、いつでも見えて偶然でもさわることができるようにしましょう。
おもちゃを見る、そしてさわることが、最初の遊びです。
自分からは、さわることもできません。目の前にあっても、目と手が協力して動くことが出来ないのです。

でも、さわってほしい。

チェーンリングは10g。何といっても一番軽い!
しかも手にからむので、持ちやすいのです。
”さわる”のが苦手な子にも、慣れてほしい!

だから、吊るしてください。

吊るす場所がないというのもよく聞きます。
子どもの発達にかかわることですから、工夫をしてみましょう。
吊るす場所、子どもからの距離も大事です。
遠くでは意味がありません。あおむけの子がよく見え、手が届くところに吊るしてください。
手足をバタバタした時に偶然手がふれるところがいいですね。
「偶然さわった」ことが、「自分でつかむ」になっていきます。

4か月頃には自分から、手を出し、しっかりつかむことができるようになります。持ったまま、手を握って音を出していたり、余裕も。
しかし、一度手から離れてしまうと探せないので、吊るすことが必要です。
自分で、寝返りしたり、動けるようになる間では「吊るす」が、遊びのポイントです。

乳児期6か月までに、よく使われるおもちゃの重さ比べをしてみました。重いものも、吊るせば、触れます。

乳児期6か月までによく使われるおもちゃの重さ比較
  • ティキ       32g      9cm
  • リングリーリング  21g     7.5cm Φ
  • リング       33g(日本) 7.5cm Φ
  • カラコロ      37g(日本) 9cm
  • スターコマ     34g       9cm
  • ドリオ       66g     13.5cm 6か月〜

筆者:高橋恵美子