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目 次
小学校体験!
11月、保育園の生活も2期に入り、保育園での生活も集大成! 年長さんは小学校入学に向けての活動も経験する時期になりました。
今回は、年長さんたちが小学校体験・交流会に参加するため、増尾西小学校を訪れました。
まずは通学体験から。
いつもは自転車や車での登園をしている子どもも、今日は歩いての小学校への道のり。
学校へは歩いて行くことになるものね。
歩きだと少し長い距離だね。 さあ、周りに気をつけながらしっかり歩いていけるかな!
楽しさで、ウキウキしながらもみんな緊張感を持って道路を歩いていきました。
さて、いよいよ小学校に到着! 小学校は広いな〜!
まずは体育館に集合し、小学1年生の先輩?や、他の幼稚園、保育園のお友達とともに
全体交流会を行いました。
ここで、校長先生のご挨拶を聞くのも初体験!
しっかり聞いて、「はい!」と元気にお返事もできましたね。
小学校の先生方の指導で、ダンスを習いました。
初めてのフリだったけど、ステージの先生たちの動きを真似て、最後は完璧に動けていたよ!
こんなに大勢でダンスすると、なんだかワクワクしちゃうよね〜!
学校のお教室に案内されて、授業体験もしました。
最初に先生のお話(指示)を聞いて、小学生のお兄さん、お姉さんに手伝われながら自分の名前を書いたり、色塗りをしたりしました。
「あ〜、ちょっと曲がっちゃった〜」「だいじょうぶ。上手にかけたね!」と、先輩、後輩の会話をしながら集中して取り組んでいましたよ。
緊張とワクワクの小学校体験を経て、年長さんは自分が大きくなった!という実感が倍増した様子。
春に小学校に巣立つ日を楽しみにしながら、保育園での毎日を元気いっぱいに過ごしています!
2018年11月30日
園長 日下部 樹江
専門性に依拠した保育の必要性!
一人ひとりの子どもは、様々な個性や特性をもっています。
当たり前ですが、一人として同じ子どもはいません。10人いれば10通りの、100人いれば100通りの違いがあるのです。
保育園はその1人ひとりの子どもたちが、自分らしさを存分に発揮して生活をする場所です。つまり、保育園という場所は「主体の宝庫」。
そして、その主体性を育む援助、指導するという養護と教育の役割を担っていく仕事が保育者の仕事です。
国の基本的な乳幼児の教育理念、保育所保育指針に示されている「環境を通して」保育するということは、個性の違う子どもたちが、主体的に環境に関り自らに必要な経験を積み重ねていくことだと明示しています。
国が進める子育て支援策の一環として新しく改定した保育所保育指針においても、保育園にますますそうした子ども主体、子ども中心の保育の在り方、保育内容は求められています。
その役割を担う保育者は、子どもの発達理解や社会性の育ち、心理、情緒的な成長過程など、個別の子どもの、個別の特性を見極めながら関り、援助していくのです。
また、保育者という存在そのものも、子どもにとっては重要な「人的環境」でもあります。
子どもが関わる保育者は、否が応でも子どもに影響を与えざるを得ません。
では、保育を担う私たちは、子どもたちをどんな人間らしい世界へといざないを進めていくことができるのでしょうか?
ある教科書では、『保育者は、文化的に価値の高い経験が可能になるような環境を構成するとともに、幼児を意味ある経験へと導き、幼児自らの世界を広げていくための旅の案内人にならなければならない。』と、その重要性を説いています。
こう考えると、保育者という職業は、そもそも簡単な仕事ではありません。
深い子ども理解と、子ども理解の根拠となる人間発達の科学的な知識の習得、それを子どもの興味関心に照らし合わせながら活動として構成していく技術的な力量、多義にわたる分野の終わりなき能力を、人格的に根気強く自分への研鑽を積みながら、専門性を1歩ずつ高めていくことが必須なのです。
子どもの育ちに無限の可能性を感じ、保育者としての自分も自らより良く成長していきたいと願うことから、子どもとの信頼関係も生まれます。
子どもがより良く育つことと共に、一人ひとりの保育者もまた、個性を発揮し持ち味を生かしながら、高い専門性をもって保育を築いていくことが保育園の切なる願いであり、常に意識している目標です。
2018年10月24日
園長 日下部 樹江