あんず組 言葉の発達と言葉遊び

 日に日に暑さも増してきて、初夏の陽気になってきましたね!熱中症や、脱水に気を付けていきたいです。

 10日間の長い連休明けは、また一からと心配していましたが、子どもたちは元気な姿を見せてくれて落ち着いて過ごせていましたので、安心しました。

 

 今のあんず組の子たちは、言葉が急速に発達する時期にいます。

 指差しや身振りでの表現から、言葉で自分のことを伝えたり、「なんで?どうして?」が増えて物事の因果関係に興味を持ち始めるまで発達の幅は様々です。

 発声や構音機能が急速に発達してきて、発声が明瞭になり、今言葉で表現されていなくても、語彙も増え、言葉をたくさんため込んできてもいます。

 そうしていく中で、自分のしたいことや、してほしいことを言語化できるようになってきたり、日常に必要な言葉もわかってきます。

 そうした中で、今のあんず組の大人の関り方として、子どもたちが表現したいことを待って、話を代弁したり、心情を汲んだり、話を聞いたり、ということを特に気を付けています。

 また、「なぜかしら?」「どこかしら?」「なにかしら?」の3つのワードは、子どもたちが自分でイメージしていることや、伝えたいことがあるであろうことを、大人が先取りしないで表現を待てる言葉として、駆使しています(^^)

 遊びの中では、ごろあわせで遊んでいます!

今週は「赤いふくろになにいれよう」をやってみました。

赤いふくろになにいれよう? 赤いいちごをいれようか? 

青いふくろになにいれよう? 青いバッタをいれようか?

赤いふくろはすてようか? いちごのはたけにすてようか?

青いふくろもすてようか? バッタのお家にすてようか? 

それともあなたにあげようか?

という内容のものです。

色やもの、様々な要素がある中で子どもたちの注目点が違うところに面白さがありました!

 大人に何かしてもらうことがまだ楽しい子は、やってもらっていることが嬉しくニコニコ聞いり、「いれようか?」の言葉に注目した子は「りんごいれる!」「バナナいれる!」「ももいれる!」など自分がしているものや果物を連想していっていました!

 他にも、文章そのまま自分で行動に移して再現したり(例えば、捨てようかで実際に捨てる真似をするなど)、なぜだかは本人にしかわかりませんが、最後の「あなたにあげようか」でベーっと舌を出したり・・・(^^)

 短い語呂合わせのお話ですが、「言葉」を通じて、感じとったものを表現につなげられたことは、言葉を充実させていく時期のあんずの子たちには楽しめて何かを想起するきっかけになったのではないかと思います。

 来週は「あかいことり」「あんよなげだすおさるさん」という、話の中に動物が出てくるお話で遊んでいきたいと思います!

 さて、こどもたちはどんな事に注目して表現してくれるのでしょうか・・・?!

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