9月7日(土)に園まつりが開催されました。 今年は野外での開催だったので数日前からやきもきしながら天気予報とにらめっこしていましたが、おかげさまで晴天に恵まれて、子どもたちはそれぞれの活動をすることができました。
今年のテーマは「水 アートと自然の不思議」 いくつかのブースにそれぞれ白いキャンパスを用意してみました。子どもたちは見たこともない大きさの白い世界にいろいろな色の絵の具混ぜた色水を手はもちろん様々なブラシやハケで自由にそしてダイナミックに描いていました。
【壁ブース】
各年齢において、絵の具の感触、描いた時の濃度や色の違いを試せるようにということを狙いとした環境です。
ベニヤ板8面に模造紙を両面に貼って、濃度を変えた絵の具を3か所に置いた環境を用意しました。
各クラスでそれまでの経験があったため、当日は自分の手を使ってそれぞれがおもいおもいにダイナミックに試している姿がみられました。また、手を洗った後の色水を遊びに使ったり、年齢や興味の違いによって、どこで遊ぶかという違いがよくみられました。
普段はなかなか体験できない、洋服を絵の具まみれにして大きな白いキャンパス描くことを楽しんでいて、満足そうな表情を見れて良かったです。
【中央ブース】
立体の中で道具を使いダイナミックにアートを楽しむことをねらいとして準備してきました。
お城がモチーフのいくつもの塔に子どもたちが道具を取り絵の具で描いていきます。 道具は日用品の中で絵画とは結び付かないものを用意しました。 水の色の付き方、感触など体験していけたのではないかと思います。道具を使おうとしていく子は、発達的に幼児が多かったです。
ミニブースとして発達的に色水遊びを楽しむ子のために、色水遊び用のスペースも用意しました。生活の中で変化に気づいていく年齢の子や表現遊びで見立てて遊びました。
【水笛コーナー】
青、赤、黄色の色水をペットボトルに作っておき、子どもたちが計量カップに好きな色を入れ、それを500㎖のペットボトルに入れ替えました。子どもによってはそのままの色や、色を混ぜてみるなど色水遊びを楽しんでいました。 作りたい色にするには「何色と何色を混ぜたらできるよ」と教えてくれながら、慣れた手つきでペットボトルで混ぜている子もいました。
クリアファイルの口にストローをつけて音を出すことはなかなか難しく、位置を変えて何度も吹いて、音を出るところを探していました。うまく音が出てもセロハンテープを貼ると出なくなってしまったり、苦戦している子も見られましたが、うまく音が出るととてもうれしそうに鳴らしていました。
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【ポップコーン、とうもろこしブース】
茹でとうもろこしは8月の給食からおやつに3回出し、年長さん、年中さん、年少さんにそれぞれ剥くのをお手伝いしてもらいました。身近な食材に触れ、季節を感じ、他者のためになることに喜びを感じてもらえたらと思いました。
実際にはどのクラスも「小さなりんごさんやあんずさんにおやつとして渡すから丁寧に向いてね」と話したところ、とてもきれいに剥いてくれ「ハートさんが剥いたんだよ」とあんずさんに教えたり、「給食の先生のお手伝いすると助かるでしょ。またしたいね」と言っていたのを担任の先生から聞いて、子どもたちの思いやりや優しさを、自信を感じました。
園まつり当日は慣れた食材のとうもろこしで焼きとうもろこしと、同じ食材でも全く味も食感も違うポップコーンを出し、食べ物の不思議や関心を高めていき、お家でも話題にしてもらえたら楽しいと思います。
おいしそうに焼きとうもろこしやポップコーンを頬張る笑顔を見て、汗だくでとうもろこしを焼いていた伸先生と給食職員一同、楽しくうれしい気持ちになりました。