保育園近隣ロータリーの桜がほころんでくると、毎年年長の子どもたちが巣立っていきます。

当たり前のことですが、一人ひとりの子どもの姿に「1年生になるんだ！」というキラキラした意欲を見ると、本当に大きくなったんだなあ～と感慨ひとしおです。

　認証保育園時代から保育園に通ってくれた子どもたちは、今年の卒園児の代で最後です。

そういう意味でも、保育園の歴史や移り変わりと共に子どもたちの成長があったのだなと、特別な節目も感じます。

　また、同時に認証園の前身、柏市認定保育ルームだった頃から保育園に信頼や期待を頂き、兄弟姉妹も含めて十数年もの間、お子さんと共に保育園に通っていただいた保護者の方々も、とうとう保育園を卒園？されるという方が今年は何名もいらっしゃいます。

これまでたくさんの月日、時間を共有させて頂けたことを本当に嬉しく思い、また同時に寂しい気持ちもいっぱいですが、子どもの未来に期待し、意欲満々な姿の前ではセンチメンタルな気持ちばかりにとらわれている場合ではないですね。

子どもの成長に負けないくらい、大人もまた1歩を踏み出していかなくては！

さあ、いよいよ卒園式が始まろうとしている瞬間！　みんな少し緊張していますね。

厳かな雰囲気がいつもと違うことの意味も、とても良く理解していて自然に場にふさわしい態度へと自己を調整できる発達が遂げられた姿です。

そして、自分が思い描く「かっこいい自分！」を精一杯表現しようとする、頼もしいまなざしがまっすぐにありました！

ひとり一人が卒園証書を授与されて、しっかり自分がこれから通う小学校名や学校でしたいことなどの抱負を元気に発表しましたね。

子ども達の言葉の理解や記憶力に、みんな心から感心してくださった「積み上げ話」（ぐるぐる話）の発表です。

　これまで絵本や物語に親しみながら、豊かな言葉や表現を身につけ、経験したこと、想像した事などを言葉に置き換えて表現する力が育っていることに感動をもって大人はその知的、情緒的な発達を実感しました！

音楽の課業では、リズム、歌、楽器を楽しく経験してきました。その成果を友達同士で表現する過程を楽しんで、みんなで合わせるためにどんなことを意識して演奏しようか？と、相談したり意見を出し合ったりして本番を迎えました！　堂々と自信をもって演奏できた表情は素敵でした。

茶話会のアイスケーキを真ん中に！

　今年度の年長児は、個性があり、それでいながら仲間と関わることが好きで、よく遊び、時に言い合いのケンカをし、文字通り親密に過ごしてきました。

そうした日々の経験が、人を信頼し、関りを喜び、他者への関心を高める社会的な成長を遂げてきた姿として、子ども達の表現に息づいていたと思います。

その成長を、私達大人も喜び、子ども達と共に未来に期待して明日に進みたいと思います！

卒園おめでとう！　

くるみ組　年長・年中さんのお別れ会

後日、くるみ組の年長・年中さんはクラスでお別れ会をしました。

司会も自分達でつとめ、卒園式で担当したところの役も交代して、同じ演目でもニューバージョンを披露してくれました。

そして、卒園式茶話会でカッコイイパフーマンスを見せ、年中児もキラキラの瞳で憧れたダンスU・S・A　♪を、年中さんも交えてキメキメで踊ってくれました。

お別れ会にご招待した他のクラスの先生から、また大きな拍手を受けて、みんなやりきったすがすがしい表情でした。

　年中さんも憧れを胸に、進級を楽しみにしています！

2018年3月吉日
みきえ先生