1月26日(木)、地震を想定した避難訓練を実施しました。
9時50分、お天気が良く外遊びを楽しんでいるときでしたが、「地震が発生しました」という合図とともに避難訓練が始まりました。
0~2歳児くらいまでは訓練が分からず、ちょっといつも違う緊張感に表情もこわばり気味です。
まずは各クラスとも先生の指示でひとかたまりになって、地震が収まるのを待ちます。
その後、園舎倒壊の恐れがあるとの想定のもと、園庭に避難です。
0歳児は給食の先生がお手伝いして、おんぶと抱っこで避難しました。
その他のクラスは、それぞれのあそび場から手をつないで園庭に・・・。
避難が始まってからわずか3分で全園児、職員の避難が完了しました。
幼児のみんなは避難の時の合言葉「お・か・し・も」を確認。
お・・・押さない
か・・・駆けない(走らない)
し・・・しゃべらない
も・・・戻らない
災害は無いことが一番です。しかし、いざというときに子どもたちはどのように避難するのか、大人の役割が決まっているかなどを日ごろから確認し、しっかり避難できるようにすることが大事ですね。
最後に先生たちが消火器訓練を行いました。
消火器の特徴や初期消火の仕方を知りながら、水消火器を使って消火訓練を体験しました。
(先生たちは別紙の消火器訓練で消火器の特徴や消化の仕方を勉強しました)
子どもたちはみんなで見学。
先生たちは上手に火を消せたかな?
【消火器訓練】
<消火器の基礎知識>
消火器は消火する方法や消化する物によって種類が分かれています。その中で当園に設置されている消火器はABC消火器という種類になります。
ここでいうABCとはAが紙や木などの一般的な火災用、Bが油やガソリン用、Cが電気設備火災用を表しており、保育園で起こる可能性のある火災にほぼ適応できる種類となっています。
訓練用の消火器には水が入っていますが、実際にはピンクの粉が噴霧されます。
<初期消火について>
消火器を使用する消化は、あくまで初期消火を意味しており、明らかに炎が大きく初期消火が難しいときや、消火器を使用しても消しきれないときは速やかに避難し、安全な場所へ避難することを優先します。
<消火器の使用方法>
レバーについている安全ピンを抜きます。(抜けないときは力づくで引っこ抜く)ホースを火元に向けてレバーを強く握るとピンクの粉が噴霧されます。
<初期消火の方法>
消化をする際は、まず避難路を確保します。消化が上手くできなかったときはこの避難路から避難することになります。
消火器を使用すると視界が悪くなるので、避難路に背を向けて行うことに注意します。
消火器の噴霧時間は12~15秒で終了します。(実践では興奮していることもあり(一瞬で終了する感覚になる)、効果的に消化するために火元から3~5m離れたところから、火の根元から掃くように噴霧します。(火は下から上へ向かうので、火元から消化する)
1本ずつ操作するよりも複数で一斉に消化する方が効果的で、より大きな鎮圧効果が期待できます。
<日頃の心構えとして>
火災はいつ起こるかわかりません。日ごろから消火器がある位置を把握しておき、使用方法についても確認しておきましょう。