1月21日(金)にお話し会を行いました。
今年になってはじめてのお話し会。子どもたちは当日を迎えるまでの間「あと〇回寝たらお話し会だ!」「明日はお話し会!どんなお話しかなぁ?」と心待ちにしていた様子です。
また特に、前回から幼児クラスに仲間入りしてお話し会に参加している、あんず組の子どもたちにとっては「くるみ組さんのお兄さん、お姉さんのお部屋に行く!」ということだけで、ドキドキ、ワクワク、大喜びの様子でした。
さて、今回の1つ目のお話しは「おたすけこびと」です。
ある男の子のお母さんがこびとに電話をかけて、家族に内緒で仕事の依頼をすると・・・たくさんのこびとたちがキッチンに集まってきて仕事の準備開始!
なんと、工事現場さながらの働く車が出てきます。
この働く車の絵が、実際の工事現場で工事するように保育者が車の絵を立体的に製作し、動かしながらお話しを進めていくと、子どもたちは「何をしているの?」「なんか作ってるんじゃない!?」と夢中になって見守っています。
ショベルカーやクレーン車、ミキサー車やホース車、そしてヘリコプターまで出てきて・・・。こびとたちが一生懸命に働いて作ったものは何でしょう?なんと、男の子の誕生日ケーキでした!
無事にケーキが完成し、こびとの「任務、完了!」の声に、子どもたちは盛大な拍手でこびとたちを労ってくれました。(笑)すっかりこびとの気分で一生懸命工事に参加していた子が多かったのかな。
ちいさなこびとに自分を重ねたり、こびとを見守りながら応援したり、働く車が何をしているのかに注目したり・・・きっと子どもたちはそれぞれのお楽しみポイントを見つけてお話しの世界に入り込んでいたのだろうと思います。
「こびとって本当にいるのかなぁ?いないのかなぁ?」と、子どもたちのファンタジーは広がっていくのでしょう。
2つ目のお話しは「たべものやさんしりとりたいかい」です。
“しりとりって何だろう?”大人にとっては簡単に思うことでも、今まさに言葉の獲得をしている子ども達にとっては、言葉一つにも多くの発見があり、気付いたり、気付かなかったり・・・の段階です。
子どもたちが、言葉のどんなことを知っていて、何が気になるのか?どんなことに気付くのか?について注目しながら読み聞かせを行いました。
さぁ、「たくさんのたべものやさんの中で優勝するのは何屋さんかな?しりとり大会のはじまり~!」
はじめは、「あいうえおの『あ』からはじまるかた~?」
プロジェクターにアップルパイが映し出されると、子どもたちは「あ!アップルパイ!
次は『い』!」とすぐにしりとりが分かる子、じーっと周りの声を聞いている子、などとみんなよーく考えている様子。
次にお寿司屋さんから<いくら>が出てきて、次はラーメン屋さんから<ラーメン>が出てきて・・・あーっ!!!『ん』がついたー!!!
そうそう、『ん』がついたら残念!もう一度やり直し。
「失格でーす」と言われてしまったら、「『ん』がついたからだ!」としりとりのルールに気付いたり、再確認したりした子どもがたくさんいました。
子どもたちはたくさんのたべものの名前を知っていて、わかるものが見つかると大きな声で知らせてくれます。ラーメン屋さんチームは『ん』がつく食べ物ばかりなので、心配してくれている子もいました。
絵本の中のしりとり大会もキッズエンカレッジの子ども達も大盛り上がり!
そして、最後に出てきたのはラーメン屋さんの<ギョウザ>くん。
次は『ざ』のつくかた~?・・・・・・もう一回、「『ざ』のつくかた~~」、「いませんか~?」何度呼んでも誰も出てきません。
ということは・・・優勝はラーメン屋さんチームのギョウザくんに決まり♪
「おめでとう~!」こちらのお話しでも最後は子ども達から大きな拍手が沸き上がりました。条件が不利でも勝つこともあるんだね。と、お話しから少し勇気をもらいましたね。
お話し会が終わると、幼児クラスのお部屋に絵本と同じように「しりとり大会のおしらせ」の手紙が届いていたようです。これから子どもたちの間でどんなしりとり大会を楽しむのでしょうか。続きが楽しみですね。
お話し会での経験が、子どもたちのさらなる遊びにつながり、いろいろなことへの興味や関心へと広がっていく姿を嬉しく思います。今後も子どもたちにとってのかけがえのない経験となる保育活動を大切にしていきたいと思います。