5月20日(金)に前期の避難訓練を実施しました。
今回の避難訓練は全体の避難訓練と3~5歳児の避難すべり台体験の大きな2つの目的で行いました。
ますは避難訓練です。給食室から火災が発生したという想定で避難します。
事前に火災が起きたときにはどのように避難するか(窓は閉める、カーテンは開ける、姿勢を低くしてハンカチ等で口を押えるな、逃げるときは「お・か・し・も」の約束を守るなど)を担任の先生と確認しました。
いよいよ訓練開始です。メガホンで「給食室から火災が発生しました。速やかに園庭に避難してください」とアナウンスが・・・。くるみ組のみんなは園庭で外遊びの途中でしたが、アナウンスが聞こえたら全員が一箇所に集まって口を押えて座って集合していました。
0~2歳児はクラスで活動していましたが、火事のアナウンスを聞いて担任の指示で園庭に避難してきました。まだ避難訓練ということがよく理解できないので、いつもは来ない園庭に来ることを含め、いつもと違う雰囲気に戸惑っているようでした。
最後に副園長先生のお話です。
副園長先生からは逃げるときのお約束について確認です。
・お・・・おさない
・か・・・かけない(走らない)
・し・・・しゃべらない
・も・・・もどらない
子どもたちとこの4つの言葉の意味を確認しました。またこの言葉以外にも煙が出るから姿勢を低くして口を押えて避難することを聞いて実践している子どももいました。
災害は忘れたころにやってくるといいますが、備えあれば憂いなしです。
本番がこないように日ごろの管理はしっかりしながら、災害への準備を万全にして安全を守っていきます。
次はくるみ組の避難すべり台体験です。
クローバーの子どもたちは昨年一度体験していて、「前にやったよね」と覚えていました。
ハート、ダイヤの子どもたちはクラスのベランダにすべり台があるのは知っているようですが、普段ベランダに出ることはないので興味津々のようでした。
ただ、興味があってもこれは普段使うことが無い避難のためのすべり台。でも万が一の時はここを滑り降りるかも・・・。
ということで、今後も使わずに済むことを願いながら、その万が一のためにくるみ組で生活しているハートからクローバーまでの全員が体験してもらうことになりました。
まずは使用するときの注意事項を聞きます。
・指示をよく聞く
・ふざけない
・押さない
・降りた後の行動について
さて、それでは順番に体験してみます。
まずはハートの子どもたちから・・・。すべり台の上に立つと意外に高く感じるので、もしかしたら怖くて降りられない子がいるかも・・・と思っていましたが、全員が積極的にすべり台を降りていきました。
次はダイヤ・クローバーの子どもたちです。全員が上手に足と手でスピードをコントロールして下りていました。後で感想を聞いてみると「楽しかった~」との声が圧倒的でした。
万が一にも災害がおきて避難すべり台を使わなくてはならなくなったときは、楽しんでいる場合ではありませんが、今日、体験できたことが災害時の備えになるので、貴重な体験になったと思います。
避難訓練の終了後に消防設備業者による設備点検を行いました。毎年2回、前後期に保育園の消防設備(防災ブザー、消火器、避難誘導灯、避難路など)を点検しています。
非常警報設備のブザーやメガホンのブザーも実際鳴らしたので少しびっくりした子もいたかもしれませんが、災害時にきちんと動作するように点検してもらいました。