4、5月はコロナ休園などもあり、なかなか実施できなかったお話し会ですが、6月24日に、今年度に入ってようやく1回目のお話し会を実施することが出来ました。
今回の内容は2つ!
1つ目は交通安全紙芝居の「ケキシダビトン」。
交通安全の意識を子どもたちがお話しから感じとり、考えてほしいという願いでこの内容になりました。
2つ目は「マリーちゃんとおおあめ」。梅雨の季節の話から、雨の量、水の力の凄さの臨場感を感じてもらいたいということで、大雨がもたらす様々なことを想像の世界で楽しめるように、めくり絵にしてお話ししました。
まずは「ケキシダビトン」から子どもたちはお話しを聞きました。
最初の題名だけで「ケキシダビトン」の言葉の意味に気づく子がいるかなと想定していましたが、以外にも誰も気づかず、お話しがスタートしました。(タイトルは「とびだしきけん!」の言葉が並び変わっています)
内容は、主人公のクックが魔法の国で登場してくる動物に交通安全の大事さを教えてもらうというものです。
子ども達は、お話しの世界に出てくるクックに自分を重ねてみていた様子。思わずお話しの中で道路に飛び出してしまったクックの場面では、それぞれ真剣な表情をしていました。
中には、自分も飛び出して危険な場面があった覚えのある子は、内心ドキッとしていたのではないでしょうか?!
動物たちに、道路の渡り方を教えてもらう場面では「右を見て、左を見て、もう一度右を見て手を挙げて道路を渡りましょう」と教え、ゾウさんの言葉に対して「なんで~?」と疑問を投げかけたり、「知ってるよ」と言わんばかりな表情で見ている年長児、など子どもたちの受け止め方は様々でした。
現状では、お散歩など外部に出る活動がしにくかったので、これから園外に出る機会があるときに子ども達に尋ねてみたいと思います!
お家でもぜひ、子ども達に道路の渡り方を聞いてみてください。覚えているかな?!
次のお話しは「マリーちゃんとおおあめ」です。
今回は絵からお話しの内容を想像してもらいたいということから、めくり絵で行いました。
このお話しは、大雨が降り水がどんどん迫ってきてマリーちゃんがその都度人を助けたり、水の中を移動する行動を迫られて、展開していくお話しです。
最初は雨の多さやだんだん水が迫ってくるシーンを、年長児は固唾を飲み、年中児もじっと見ていて、年少児はまだ自分の体験とお話しの内容のリンクが難しかったのか、不思議そうに見ているなど様々な姿が見られました。
お話しの途中に出てきた動物や生き物に気が付くとカエルがいたなど雨にちなんだ生き物などを発見することを喜ぶ姿も見られました。
今回のお話しの内容とは逆に、今年は梅雨明けが早く、雨が少ない梅雨になってしまいましたが、雨の降り方の違いによって、雨の量が変化することや、雨の日の遊びや日常の活動にもつなげていけたらと思っています。
前年度から引き続き、子ども達の中で、お話し会が楽しみなものになるように、今年度も様々な文学に触れる機会を作っていきたいと思います。