「お月見団子づくり」

2022年9月9日 Kids Encourage 0 Comments

9月9日(金)にお月見団子づくりを行いました。

今回は年長と年中の子どもたちが『お月見団子づくりを通して、月や四季に興味をもち、日本の季節の伝統的な風習に親しむ』ことをねらいとして、給食室の長﨑先生のご指導のもと、お月見団子づくりを行いました。

カレンダーを見ながら「はやくお月見にならないかな~」「団子づくり楽しみ!」「またエプロンもってくる?」と食育活動を心待ちにする子どもたちの姿が見られました。

また今回は、今年度になってはじめて年中児も食育の活動に参加できるということで、「クローバーとダイヤのみんなでお団子を作る!」ということにも期待が高まり、活動の前からずっと楽しみにしていました。

前日の事前活動として、長﨑先生から年長児の子どもたちに向けて、“どうしてこの時期にお月見をするのか?”“なぜお団子を供えるのか?”など、お月見という伝統文化についてのお話や、お月様の形や呼び方について、お団子の作り方について・・・などいろいろなお話を聞かせてもらいました。

お話を聞いた年長児の子どもたちは「なんで○○なの?」「そういうことか~」と新たな知識やそこから生まれた疑問を言葉にして表現し、子どもたち同士で「なんでかなぁ?」と興味や関心を抱きながら会話が広がっていく様子が見られました。また「ダイヤさんにも教えてあげよう!」と張り切る姿も。

そして当日。

まずは年長の子どもたちがエプロンをつけて手をきれいに洗ってスタンバイ。

そこに年中さんも手洗いを済ませて、自分のグループの年長さんのところへ仲間入り。

長﨑先生から『お団子の粉は何からできているのか知っているかな?小麦粉だと思う?お米からできていると思う?』とお話がありました。事前活動にてお話を聞いていた年長の子どもたちはすぐに『お米!』と答えている子も多く『いいにおいがする!お米のにおいだ!』『サラサラしてる!』などと、団子粉に実際に触れたりにおいを感じたりしながら、『早くお団子作りたい!』とやる気満々。

いざお団子づくりが始まると、生地作りに苦戦する子どもたち!

『手にくっついちゃう!』『ベタベタ!』『長﨑先生みたいにまるくならないよ!』『水が足りないんじゃない?』『水が多すぎたんだよ!』などと言いながら頑張っていました。

『団子づくりって大変!』実際にやってみて、簡単ではないのだということを感じ取っている子どもたちでした。

長﨑先生が粉や水の量を調整してくれて、どのグループも生地は完成!

やっとお団子づくりです。

『こうやって丸くして、少しへこませるんだよ』と長﨑先生が手本を見せてくれました。子どもたちは『このくらい?』『こんな感じ?』とみんなのお団子が同じくらいの大きさになるように丁寧に丸めて、ひとつひとつバットに並べていきます。

『こんなにいっぱいできた!』『何個できたかな?』『疲れた~!』『お団子食べたいな!』『早く飾ろうよ!』と早速お月様に供えようとしますが・・・

『これから給食室で茹でてくるね』と長﨑先生に教えてもらい、お団子って茹でることが必要なのだとはじめて知った子どもたちも多かったようです。

そしてその日の午後。

給食室で茹であがったお団子を長﨑先生が運んできてくれました。

子どもたちは実際に触ったりにおいをかいだりして『さっきよりも固くなってる!』『ベタベタして手にくっつくよ!』『形がきれい!』『美味しそう!』と大喜びしながら観察し、お三方に積み上げていきます。

『お団子を積み上げたてっぺんのところは霊界につながっていると言われているんだって。』と長﨑先生が教えてくれると『霊界ってなに?』『どこ?』とちょっと不思議なお話に興味津々な様子でした。

すべてのグループのお団子ができあがり、お月様が見えそうな窓辺に並べます。

『お団子ができました!お月様、見えますように・・・!』と願いを込めていた子どもたちです。

週が明けて月曜日。

子どもたちは『お月様見たよ!』『お団子作ったよ!』『きれいなお月様が見えたよ!』とお家に帰ってからもお月見を楽しんだことをお話してくれました。

そして玄関にはお月見団子やすすきにうさぎや鳥たちが集まっていました。

『うさぎさんもお月見してる!』『お団子食べに来たんじゃない?』と想像がふくらんでいる様子の子どもたち。

お月見を終えて、子どもたちは何を感じたのでしょうか?

今回の食育活動での経験が子どもたちの中に残っていき、今後の子どもたちの感じたり考えたりする力につながっていってほしいと思います。

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