2022年12月21日にいちご・りんご・あんず組の表現発表会を行いました。平日の昼間でしたが、たくさんの方が親子でご参加くださいました。
表現発表会という名前はついていますが、子どもたちに何か発表してもらうというよりも、親子で一緒に楽しんでもらいたいという趣旨で行いました。
親子が集まったところで鈴が鳴り、担任が歌うクリスマスの歌で始まりました。アカペラで歌ったこともあり、静かに注目して聞いている子が多くいました。
そのあとは担任から子どもたちと保護者の皆さんにお話のプレゼントです。『そしたらそしたら』という谷川俊太郎さんの詩を元にした絵本をペープサートにして演じました。担任二人の掛け合いでお話は進みます。
盛り上がっているというよりも、じっと聴き、“次は何がでてくるのだろう?”と集中して観ている子どもたち。
時折「あ、きりんだ(ちなみにその場面はしかがでてきていました(笑)」とか、「あれ?ボールはどこ?」などという子どもたちの声が聞こえてきて、演じながら、子どもたちが保護者の方とお話を共有しながら見てくれていることが感じられてうれしく思いました。
次は子どもたちの生活の様子を映した動画をご覧いただきました。
普段、なかなか園での姿を見ていただく機会がないため、ぜひ、今回は子どもたちがいつもどんな風に園生活を送っているのか、あそびと食事の場面を中心に編集したものを準備しました。
いちご・りんご組は、誰かと一緒に何かをするというよりも、ひとりひとりが自分のしたい遊びを見つけて積み木を積んだり、型落としや、運動遊びをしたり、食事のシーンの再現遊びをしたり・・・。その中で時々子ども同士が関わっていたり会話をするなど、子ども同士の仲間関係が見られ始めたところもご覧いただけたのではないかと思います。
食事では、担当者と食事をしながら満足そうに食べている小さい子から、自分で手づかみやスプーンを使って“自分で”することに満足しながら食べる子、「おいしいね」などと簡単な会話をしながら食べる大きい子まで、それぞれの子が自分ができることをしようとしている姿が見られたと思います。
あんず組は、子どもたち同士で会話を楽しみ、積み木でも、お互いがこういうものを作ろう、という簡単なイメージを共有しながら一緒に作る、という姿がありました。
また、砂場では、お団子を作りや、容器に砂を詰めて“ごはん”を作ったり。
再現の内容もより具体的に表現されていました。他にも運動遊びとして、台の上を渡って遊ぶという様子も見られたことと思います。
食事では、もうほとんどのことを自立してできる、ということの喜びを感じながら、自分のペースで食べている子どもたち。大人が手伝うことも減りました。
もうすぐハートさんになるんだなぁという幼児に近い食事の場面が見られたと思います。
乳児期の小さい子どもたちですが、集団の中で、それぞれの発達に合わせて、自立に向けて個性豊かに、楽しく生活していることが伝わっていたらうれしいです。
最後はいつもクラスあそんでいる、わらべうたのあそばせあそびを親子で楽しみました。♪ねずみねずみ という手や足を上ったり下りたりしてこちょちょする遊びでは、くすぐられて大笑いする子、その我が子の姿に思わず笑ってしまう保護者の方の様子がほほえましく思えました。 ♪おやゆびねむれ という指を一本ずつ折っていき、最後に全部の指が“眠って”終わるあそびでは、順にうたに合わせて指を折り曲げていく、真剣な様子がありました。
全部の指がねんねしたところで、表現発表会もおしまい。園からのクリスマスプレゼントは子どもたちの写真が入ったリースでした。
子どもたちの普段の様子を見てもらって安心していただけ、親子で楽しい時間を過ごす機会になれていたら、担任としてはとてもうれしいです。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。