クッキー作りをしました♡

2023年12月11日 Kids Encourage 0 Comments

12月8日(金)くるみ組年長さんがクッキー作りを行いました。

コロナウイルスや感染症の影響で子ども達の食育実習はゴム手袋をはめて活動していましたが、本当は手の感触で色々なことを感じ取ってほしいと思っていました。

今回のクッキー作りでは手洗い、消毒を行うこと、きちんと火を通すこと、それぞれ自分が作ったクッキーを自分自身で食べることで手袋無しでの食育実習としました。

先ずは身支度を行います。

エプロン、マスク、三角巾を身につけます。

身支度が終わった人から手洗いを行い、席に着席します。

何度か食育実習を重ねた年長さんは流石!スムーズです。

さて、準備ができたらいよいよクッキーの作り方が説明されます。皆、まなざしが真剣。(笑)

材料を配る前に、まずクイズ。

「クッキーは何で出来ているかわかりますか?」と尋ねられた子ども達は、様々な食材を答えてくれました。

「牛乳?」「卵?」「小麦粉?」、おっ!けっこう知っていました。

「クッキーって甘い?なんでかな」の問いに「砂糖~」の声が子ども達から上がり、甘さの元の材料もちゃんと知っていまました。

さて、クッキーの材料は何でしょうか?

バター…100g(室温にもどす)

砂糖…60g

小麦粉…160g

なんとたった3つの材料でクッキーは出来ています。

作り方は?

  1. バターは砂糖を入れて白っぽくなるまでよくすりまぜます。
  2. 小麦粉を入れてさっくりと混ぜます。

粉っぽさが無くなったラップに包み、冷蔵庫で30分から1時間寝かせます。

3.めん棒でのばして型抜きをします。

 (今回は型抜きクッキーではなく、白(プレーン生地)緑(抹茶生地)茶色(ココア生地)の3色を作り思い思いの形を自分の手で作ってもらいました。)

4.180℃に温めたオーブンで8分ほど焼いて出来上がりです。

みんなで美味しいクッキーを作るため、きちんと作り方の手順を聞いています。

いよいよ材料が子ども達のテーブルに運ばれてきました。

今回は小麦粉を秤で計量してもらいます。

大人が、予め秤の160gの目盛りに印をつけておいたので、それを目安に分量を量ります。

秤の上にボールを置いて目盛りを0に合わせ(ボールの重さを引くためです)ボールの中に小麦粉をお玉で

掬って160gの目盛りまで入れます。

目安に忠実なまじめさが可愛いのですが、慎重に慎重に少しずつ入れる子が多くなかなか目盛りが動きません。

子どもたち自身も少し焦れてきたようで、入れていくうちに「このぐらい入れても大丈夫?」と互いに判断した

様で、だんだんと大胆に入れるようになり、とうとう160gの目盛りに近づくと、また少しずつに。(笑)

そんな子どもならではの計量が無事終わり、どの班も完璧に160gの小麦粉を計ることが出来ました。(拍手!)

将来、学校の理科の実験や家庭科でも、この経験を思い出してほしいな。

子ども達は経験から学び、習得していることがわかる嬉しい出来事でした。

次は、慎重に、正確に量った材料を他の材料と混ぜ合わせる工程です。

まず、ボールにバターと砂糖を入れて木べらでよく混ぜてクリーム状にしていきます。

最初は材料が固いので、なかなかクリームのような状態になるのは難しく、班のみんなで協力しながら交代で混

ぜていきます。これは大人でもけっこう大変なところ。

やっとバターと砂糖が白っぽいクリームになったら先ほど計量した小麦粉を混ぜ、粉っぽさがなくなったらひと

まとめにして冷蔵庫で寝かせます。クッキーのお昼寝の時間です。

みんなは、その間、給食を食べて、休息のお昼寝をして、午後の活動に備えます。

待ち遠しいけれど、まずは腹ごしらえ!(笑)

お昼寝から起きた年長さんは再びエプロン、マスク、三角巾、手洗いの身支度を整えていよいよクライマックスのクッキーの成形作業です。

クッキングシートに各々名前を書いてそれぞれの席に置きました。

白(プレーン生地)緑(抹茶生地)茶色(ココア生地)の3色を使い自分達の作りたい形のクッキーを表現していきます。ここは子どもたちにとって、とても重要なところ。

何を作ったらいいのか考えている子

生地をこねて感触からイメージを試みる子。

型抜きクッキーはお家でも作ったことがある子もいるみたいですが、自由に形を作ってごらんと言ってもどの様にしたらいいのかわからない子ども達が大半で、ちょっと戸惑いも見せていました。

でも、大人も一緒に作り始めると、「その形、どうやって作るの?」「同じの作ってみたい」「色は混ぜてもいいの?」と質問が飛び交い、割と自由に整形してもクッキーはできるんだと安心して、成形作業が加速していきました。

そうなったら子ども達の想像力に任せて、最後のポイント、「分厚いままだとクッキーの中が焼けないから少し平たくしてね。」とお願いするだけです。

結果は?

最初は、「ココア生地いらない」「抹茶生地は好きじゃないからいらない」と言っていた子どももいましたが、全員が3色を器用に使いこなして様々な形のクッキーを作り上げていました。

成形が出来上がった子どもの生地から焼いていくので、焼き上がりまで多少時間がかかりますが、みんな自分のクッキーが焼きあがるまでおしゃべりしながら楽しみに待っていました。

出来上がったクッキーは少し遅めのおやつになりましたが、自分達で生地から作りあげたクッキーはとても美味しかったようです。皆、ピカピカの笑顔で自分のクッキーを自慢しながら平らげました。

食べるという行為は生きていく上でとても大切なことです。

そして、少しの工夫でわくわくや楽しみも作り出すことが出来ます。

子ども達がただ食べるだけではなく、楽しみや喜びを食事の中から見つけ出し、豊かに生活していけるようになってほしいと願っています。

上記のレシピで、ぜひお家でもお子さんと一緒にクッキー作りにトライしてみてくださいね。