♡表現発表会♡

2023年12月22日 Kids Encourage 0 Comments

12月16日(土)に表現発表会が行われました。

当日は、在園児の親御さんだけでなく、祖父母、きょうだいなど、家族の方々が大勢参加してくださいました。

本当にたくさんの人で、保育園の会場がお集まりいただいた人数には狭く、乳幼児の家族入れ替えという形にさせていただき、特に乳児の保護者の方々は幼児の発表を見ることが

かなわなかったことがとても残念で申し訳ありませんでした。

それでも、お忙しい中、子どもたちのために多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。

今年の表現発表会は、0歳児から5歳児までのすべての子どもが日ごろ様々な遊びや活動をして行く中で、どんなことを経験しながら成長していっているのかという経過を保護者の皆様と共有したいと考えていました。

特に幼児クラスの子どもたちは、日ごろ保育園でやっていることや身につけたことを親御さんや家族の人に見てもらえる!という特別な体験を、ワクワクとドキドキが混ざった大きな期待感をもって迎えた日でした。

前述したように、本当にたくさんの人が集まってくださったので、子どもたちには遥か想像を超える景色となった会場の雰囲気に圧倒され、いつものように「表現」できなかった子もいましたが、保育の経過の中では、そうしたことも含めて個々の子どもにとって貴重な体験になったと思います。

改めて、各クラスの活動の経過と共に表現発表会の様子をお伝えしたいと思います。

いちご🍓りんご🍎組 詩・岸辺に2匹のうさぎ

まず最初は、いつもジェスチャーを変えながら楽しんでいる「幸せなら手をたたこう」の歌を、保護者の方や会場の皆で歌ってにぎやかに始まりました。

小さな子には、「手をたたこう」「頭さわろう」という簡単なジェスチャーも、言葉と行為を同時に理解、想起して連動した行為にすることも難しいのです。

でも、軽快なリズムにのりながら、大好きな保育者の模倣をして、歌に合わせてとっても上手にジェスチャーができるようになりました。お母さんやお父さんに抱っこされながら笑顔で大きなジェスチャーをしている姿が見られました。「できるよ!」と、とっても得意そうなお顔が可愛かったです。💛

そして、メインの発表は、詩・「岸辺に2匹のうさぎ」。詩のうさぎになりきって表現しました。

いちご・りんご組の活動では、まず「詩」の内容をイメージしやすくするために絵本を作りました。

子どもたちが思い思いに絵本を自由に見ることで、うさぎがぴょんぴょん跳ねる姿や穴を覗き込む姿などを、小さいながら理解していき、

うさぎになりきってパフォーマンスする遊びがとっても楽しく繰り返されていました。

本番は、人の多さに緊張して前に出ることができなかった子も、普段はみんながそれぞれのイメージを表現して楽しんでいた姿をご家族の皆さんにVTRでご覧いただき、いちご・りんご組らしい良い表現発表になったと思います。

あんず💕ハート組 ダンス・黒猫のタンゴ

日ごろの活動では、ハート組の子どもがよいモデルになり、あんず組の子どもも真似をしながら一緒に踊ることを楽しんできました。

それぞれが思う猫をイメージのままに表現しながら「○○ちゃんのネコ、かわいいね!」などお互いを可愛がりながら、ノリノリで。(笑)

普段から、自分のネコ表現を「ねえ、こんなネコだよ!」など、クラスの大人に見せてはモチベーションを高める姿そのままが舞台上の表現になっていて、ステージの横にいた保育者の方を向いてのパフォーマンスになってしまいました。😢 

事前に「パパ、ママはあっちで見ているからね。いつものように見せてあげようね」の言葉そのままの受け止めでした。(苦笑)

そこは大人の居る位置などに配慮が足りなかったな~と、子どもやご家族の皆様に申し訳なく思い、演出的にはちょっと残念なところでした。

ですが、あれだけたくさんの人を前にしても、堂々と舞台に立ち、キュートな黒猫になりきっていたあんず組・ハート組の子どもたちのたくましい成長がまぶしいダンスでした。

ハート💛ダイヤ組 体操ダンス じゃんぐるぐるぐる

ハート組の子どもたちは、今動いて表現することが大好きです。活発に身体を動かす運動遊びになるダンスは、最初から皆ノリノリで活動に参加していました。

当日もはりきって踊る姿は、振りを覚えてしっかり体操ダンスの構成まで理解しているのだな~と成長を感じる姿でした。

いつもはセンターで踊っていても、人の多さに圧倒されて本領発揮できずにいた子もいましたが、当日に至るまでの間に友達と一緒に同じことをやる楽しさは十分に経験できたように思います。

ダイヤ組さんは、年齢的に今が一番シャイな時期なので、振りによっては「おしり振るのはカッコ悪いよ」なんて体操ダンスの振りを選り好みしていましたが、当日はむしろ観客が多いことに俄然やる気が向上した子がいたり、普段はモチベーション高く活動に参加しているのに、恥ずかしがって前には出てこなかった子など、4歳児ならではのプライドの表現も様々でした。活動の経過とともにまだ幼いと思っていた子どもたちが、いつの間にか「誇り高き4歳児」へと情緒的な発達を迎えていたことが活動の経過や当日の姿の振る舞いや態度にも現れていて、何だか嬉しいなと感じる姿でした。

クローバー🍀組 英語版 大きなかぶ

今回は、異文化交流の課業で英語に親しんでいる成果をお父さん、お母さんにも見てもらおう!と、おなじみの「大きなかぶ」のお話しを英語で表現してみることにしました。

保育者が提案すると、元気いっぱい「やりたーい!」とはりきっていました。

まずはお話しの世界を体感しようと、英語のセリフに入る前に日本語でお話しを演じてみました。

やっぱりこのお話しの楽しいところは「うんとこしょ、どっこいしょ!」と声を合わせてかぶを抜くところです。人の後ろに次々につながっていくことも子どもたちは楽しいようで、やる気満々で活動していました。

ですが、この「うんとこしょ、どっこいしょ」の掛け声は皆で引っ張る時には絶妙のリズムを生み出すとっても優れた日本語なので、英語でどう言えばリズムができるのか?と考えて、

「one,two,three,pull!」にしました。

英語の表現を通じて、母国語の特徴や良さを改めて知ることができたことは大人にとっても良い体験でした。

そうして試行錯誤を繰り返しながら、全体でのリズムと個々の登場の仕方やセリフを子どもたちと作り上げていきました。

でも、いざ英語のセリフでやってみようという段になると・・・、やっぱりちょっと自信がなくて一人一人のセリフの声が小さくなってしまいました。

「大丈夫、あってるよ。上手に言えているよ」と保育者や講師の花江先生にも励まされ、だんだんと一人で英語のセリフを言うことにも自信が持ててきました。

前日は、そうした成果が十分発揮され大きな声が出るように、劇団の練習のさながら「あめんぼあかいなあいうえお」なんて、発声練習までしてみました。(笑)

そんなクローバーさんの様子を興味深そうに見ていたダイヤさんにも小さな出番を作りました。

なかなか抜けないかぶを、今、ダイヤさんがはまっている虫になってもらい、かぶを抜くのを手伝ってもらうことにしたのです。

ダイヤさんは英語への意識より、自分が何虫か、ということが重要なようで、「かまきりさ~ん」「ありさ~ん」「だんごむしさ~ん」と呼ばれるのを、活動中も今か今かと待っているという、こちらも4歳らしい可愛い姿を見せていました。

今回の表現活動を通じて、子どもたちは英語という母国語とは違う言語に、より親しみを持てたように思います。

そして、緊張しながらも人前で自分の役を果たしたことが大きな自信になって、それぞれの子どもの力になっているなと実感できたことを嬉しく思います。

そして、最後にトナカイやスノーマンまで手伝いに来てくれたという展開で、こちらも音楽課業で歌っている「あわてんぼうのサンタクロース」を講師の西澤先生のギターを伴奏に披露して、元気な発表を終えました。3番までの歌詞をしっかり覚えていたのには、ダイヤさんの成長がとても見られた場面でした。

やりきったみんなの笑顔がちょっとほっとしたような表情だったのが印象的でしたね。

Encourage楽団♬

今年もEncourage楽団として、職員が楽器演奏をしました。

子どもたちと共に、保育者も表現活動を学びながら専門性を高めよう!と、志は高く、年間を通して定期的に西澤先生に音楽研修を受けています。

揃っての練習時間が限られている中、完成度はままならないのですが毎年チャレンジ精神で臨んでいます。(笑)

今年の曲は、皆さまおなじみのワムのLast Christmasと最近のポップス曲、Mrs,GreenAppleのダンスホールを演奏しました。

年長児の子どもたちも、これから卒園にむけ、また小学校に行ってからも活動や学習として経験していくであろう楽器への取り組みに、少しでもイメージ作り、モチベーションアップになるように、音楽講師の西澤先生に力をお借りして練習しました。

複数の楽器で音を合わせるには、休符を意識して演奏できないとバラバラ感がでるので、アップテンポな曲は特に難しかったのですが、 当日はなんとか最後まで演奏できた??感じでしょうか。

出来は上々とは言えないようですが、子どもたちの演奏を聴く真剣なまなざしをみて、頑張って練習して良かったなと感じました。

給食スタッフより💛

ささやかですが、子どもたちが大好きなクッキーをプレゼントすることにしました。

先日、年長さんが食育活動で作ったクッキーと同じレシピで作ったものです。

レシピは、当日お配りしたプログラムにも載せていますので、ぜひご家庭でもお子さんと一緒に作ってみてください。

保育園ではアレルギー食の対応も行っていますので、クッキーも乳製品が摂れない子どもたち用に材料を変えて、でも同じ形で楽しめるように工夫しています。

右側の写真が乳、小麦、卵を除去したクッキーです。 みんなが美味しく、楽しく、安全にそれぞれの形態にあった食事をしてほしいと考え、このプレゼントも給食スタッフが心を込めて手作りました。

装飾🍃

表現活動のもう1つとして、製作活動もたくさんしてきました。子どもたちが年齢に適した素材を、自由に試しながら思い思いに作ってきたものを作品にして飾りました。

あんず、ハート組は折り紙とシールで作ったツリーを壁面にし、ダイヤ・クローバー組は様々な素材の紙やリボン、布などを組み合わせてリースを作りました。

中央のツリーとプレゼント包みの山は、大人の願いと思いが詰まったプレゼントを表現しました。