7月5日に七夕のお話会を行いました。
7月7日の七夕にちなんで、子ども達に七夕という行事について知ってもらう機会にしたいということや、物語の中に同化して一緒にお話に参加することを楽しんでほしいというねらいを持って「たなばたバス」のお話をペープサートにして演じました。
今回は、初めてハートさんもお話会に参加します。
ダイヤさん、クローバーさんが先に座って、「お話し会の雰囲気」をすでに作っている中に、ハートさんを迎え入れ、一緒にお話を聞きました。
これまでにお話し会を経験しているダイヤ・クローバーの子どもたちは、朝から「今日はお話会だよねー」と、わくわくした様子で楽しみにしていました。
朝の戸外遊びから戻って水分補給や手洗いもいつもより素早く済ませ、スタンバイok!
子どもたちのわくわく感に押されて、予定より早めに会がスタートしたくらいです(笑)
お話が始まると、擬人化されたバスやネズミの登場にすぐさま反応し、お話しの最初から大興奮の子ども達でした。
物語の中に自分たちも入り、「同化する」体験をしてほしいなあと、演じ方に工夫したかいあって、出発するバスを助けようと、一緒に掛け声をかけてバスの発車を手伝ったり、織姫様がたんざくに書いた「彦星さんに会えるよう・・晴れますように」というお願い事を叶えるために、みんなで手をぐるぐる回して風を吹かせ、雨雲を吹き飛ばしたり。
そうして無事に彦星さんに会うことができたお礼にともらった、100人分の大きなスイカをみんなで「よいしょ!よいしょ!」と掛け声をかけ、力を合わせて釣り上げたり・・・。お話に入り込んでたくさん活躍してくれました。
お話が終わって「おしまい!」の声に、拍手に交じって「えー、もっと見たかった!」「もうおしまい!?」などという声も聞かれ、子どもたちがお話しを楽しんでくれたことが伝わってきました。
週明けには、早速クラスで年長さんのお話会が行われていました。
お話しの演じ手でもある保育者としては、「どんなお話しかな?」とわくわくしている、子ども達の期待感に応えながら、「文学体験」としてお話を届けることができたこと、子ども達がお話しの世界観に「同化する」という体験が自然にできたことが、とても嬉しかったです。
そんな経験をしてほしいと思いながら練習したことが子ども達に届いたことで、大人も一つの目的に向けて協力したり協同したりすることを、このお話会を通して学ぶができたと感じました。
その後は、お話しの余韻を感じながら、七夕のわらべうた、「たなばたの」を皆で唄いながら、門くぐりと隊列につながっていく遊びをしました。
「うりや、なすびできげんとる!」と、唱えながら誰かの後ろにつながっていく繰り返しが楽しくて、こちらも大盛り上がり!
皆も、自分のたんざくに願いを託して、七夕お話し会を終えました。