
3月3日(月)桃の節句の日にひな祭りお茶会を行いました。 この日は特別に障子戸やお雛様の絵柄の扇子、お香立や、桃や菜の花が飾られ、いちご組の部屋がお茶室になりました。


最初にお茶会にやってきたのはあんず組の子ども達です。
ドアを開けると、いつもと違う部屋の様子に目が真ん丸になっていました。赤い毛氈に座ると一緒に座る美緒先生や智子先生の様子を見ながら自然と背筋が伸び、何も言われていないのですが、かしこまって座っていました😉

お茶が運ばれてくると、興味深々でお茶碗の中を確かめてから一口。意外とお口に合ったようで、「おいしい」と嬉しそうな顔が見えました。
でも、中には「いつもの知っているお茶じゃない?!」ので、警戒心で「いらない」とお断りしている子もいました。(笑)

子ども達の前にお茶菓子が運ばれてくると、「たべていいの?」と大人に聞いて食べ始め、ひなあられや松露という特別なお菓子の味にニンマリ😊
「あま~い💖」


「あられってしっているかな?」と指しだされても、何だか慣れない雰囲気に、「それ食べられるの?」というような尻込みも見られました😅

「おそるおそる・・」という言葉がぴったりのお茶の飲み方で、2歳児にとっては、こうした初の体験は、大冒険なのだな~とあたらめて感じます。


「にがくないの?」
「うん、けっこういけるよ」という感じ。😄


「めっちゃみどり!」
お茶を頂く前は、見た目に対してどんな味を想像しているのかな?
次にお茶を頂くのははハート組です。
初めてのお茶会なのはこちらも同じで、最初に来たグループの子は周りをきょろきょろと見ながら座っていました。
中には「あ、おばあちゃんのうちにもあった!」と体験したことがある?子もいたようです。
おしゃまな女の子たちが中心のグループは、エツ子先生のお点前を見ながら「あれはなに?」と質問したり、一つ一つの所作に興味深々。じ~っと注目しながら見ていました。







回ってきたお茶菓子を自分で選んでお懐紙に乗せる時、「なんことっていいの?」「これもいいの?」と嬉しそうに取っていました。お茶はどうかな?「みどり!」「なんか、あっつい!?」などと言いながらも挑戦してみて「あ、おいしい!」という声も聞こえました。




ダイヤ組は、昨年も経験済のため余裕があります。“亭主”のエツ子先生がご挨拶をすると、「はい」「ありがとうございます」などと返事をしながら聞いていました。


1年振りのお茶会ですが手順を覚えている子もいて、「おかしはつぎのひとにまわすんでしょ」などと言いながらお茶会をたのしんでいました。お茶のお味が気に入った子が数人、2回もお代わりして飲みました(笑)。


お抹茶は「ちょっと苦いけどおいしい!」と、ダイヤさん女子には好まれていました。



「飲み終わったら、お茶碗のふちをさっとぬぐって・・・」と、教わったお作法をしっかりやっていますね。


少し緊張感もある中で、お作法もやってみて、美味しいお菓子とお茶を頂いて、自然に「うふふ」と笑顔が出ちゃうようです。
キャッキャとするのでもない、不思議なテンション高めのダイヤ組の子どもたちの姿に、とても成長を感じる雰囲気でした。


飲み終わっても、他の人のお点前が終わるまで静かに待つのもお茶会の作法。そのことも十分理解していて、自然に待てました。最後は丁寧にご挨拶して終りました。

クローバー組は小さい子たちがお昼寝をしている間にゆっくりお茶会をたのしみました。お茶菓子がとてもおいしかったようで、お代わりを頂く子が多数いました。
昼食後、間もなかったけれど甘いものは別腹だったようです。

すでに「場」の緊張感は知っていて見通しの在る年長さんは、正座で身を正しながらも期待の笑顔が出ていますね。

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お菓子をとる時も、「他の人に回すことを考えてとってね」と言われ、「すると、いくつまで大丈夫なんだろう?」と、真剣に迷っていました。(笑)
「少しとっても、また菓子皿は回ってくるからね」と再度教わり、「あ、な~るほど。」と、お代わりを頂く作法の流れも改めて知りました。

「では欲張らず、2,3個かな」「この紙に並べてのるだけだよ」と、小声で相談。



お茶が来る前にこのお菓子は食べていいので、1づつ味わいながら、エツコ先生のお点前を眺めたり、隣のお友達と顔を見合わせて微笑んだり、和やかなお茶会の雰囲気を堪能していました。




みんな想像以上に上品に振る舞っていて、やんちゃだったボーイズも内面から成長したなあ~と感動するくらいの立ち居振る舞い方でした。
お茶を振舞われるだけでなく、自分でもお点前にも挑戦しました。
エツ子先生に教えてもらいながら見よう見まねでやってみます。その顔は真剣そのもの。自分でたてたお茶は格別だったことでしょう。






