新年度が始まり1週間が経ちました。
今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止、非常事態の真最中に迎えることとなってしまい、新入園の保護者の皆様には最初から様々なご協力をお願いすることとなり、申し訳なく思いながらも、心あるご理解とご協力を頂き本当にありがたいです。
保育園でできうる対策、衛生管理は十分にさせていただきながら、子どもたちにとっては楽しく、興味や意欲に満ちた毎日が送れるよう、保育者をはじめ全職員で日々の生活を営んで参りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
子どもたちは新しいお部屋や、クラスによっては新しい先生やお友だちになれてきた様子で、日中の様子は笑顔で遊び、関わる姿が見られます。
現状では、活動範囲に制約がありながらも園庭でたくさん体を動かしたり、充実した遊具にイマジネーションされた再現遊びなど、個々が思い思いに遊び込む様子があります。乳幼児期という時期に、適度に環境からの刺激を受け、子ども自らが環境に関わることで学びとっていくことができる「育ちを支える環境」がとても大切です。
子どもがその年齢、発達段階で欲する発達欲求を満たし、身につける事を保育の場では『発達課題に応える』と言いますが、そこにどう応える事ができるか?というのが、保育士の専門性ということになります。
なので、各部屋の空間づくり、用意されている遊具も漠然とあるのではなく、担当の保育者が子どもの発達を見通しながら準備しています。
各担任が、「この年齢の発達欲求で、子どもが興味を持ち、繰り返し楽しむ遊びや、知りたい、やってみたいと思えるような遊びや関り」を提供できるように見極め、工夫しています。
もちろん、年齢が小さい子では大人にあやされることや、抱っこなどのスキンシップが喜びや安心になりますが、そうした安心や親しみを支えにしながら、どんなに小さな子どもでも自分から興味をもって主体的に遊ぶことが一番楽しいことだと思います。
このように、私たちは、子どもが自然に能動的に遊び、生活していけることを意図して環境づくりをしています。
そんな新しい毎日を、子ども達が元気で、活発にスタートできていることを何よりも嬉しく思います。
陽気は日に日に春めいて、木々の葉も緑を増しています。自然も、子どもたちも変わらず命は芽吹き、育とう育とうとしています。
不穏、不安がつのる社会事象はまだ続きそうですが、安全を守りながら、子どもと共に生命力旺盛な日々を築けるように努めてまいりたいと思います!
園長 日下部樹江