6月末から7月第1週、七夕にちなんだ様々な活動をしながら、個々の子どもが「七夕ってどんなこと?」と想像していく体験をしていきました。
生活のなかで、運動遊び、絵本やわらべうた、七夕飾りの製作や描画など、いろんな材料や機会を通じて、現在の日本では季節の節目を意味する五節句の1つとされている七夕について、子どもたち自身が自分の好きな活動から興味をもち、知っていけるような機会にできればいいなと、それこそ大人は「願って」の取り組みです。 様々な角度からの体験から、自分の好きなことを子ども自身が発見してほしいなあと。
七夕会当日は、くるみ組(ダイヤ・ハート)の部屋に2歳児あんず組から年長のクローバーさんまでの子どもたちが集まって、七夕会を行いました。
年長の子どもたちは、あんず組さんという小さな子を迎える歓迎の気持ちを、自分達が製作した天の川や笹の葉をモチーフにした飾りつけをしながら表現して、楽しみに迎え入れる準備をしました。
集まって来た子どもたちも、お部屋に入った時にたくさんの星や笹飾りに注目して、いつもと違った雰囲気に少し緊張しながら参加しました。
七夕会の始まりは、織姫と彦星のお話。大人によるペープサートで始まりました・
あんず組の子どもたちは、始めて見るペープサートに興味津々。
登場人物に注目する子、お話の展開やストーリーに聞き入る子、いろいろな反応をしていました。
少しユーモラスな神様に笑ったり、織姫と彦星の気持ちになってみたり、ペープサートそのもの、道具を扱うことに憧れをもったり、それぞれの子どもがそれぞれにお話、ペープサートの魅力を味わえたようでした。
わらべうた遊び♩
お話、ペープサートの後は、わらべうた遊び♩ ♫七夕のかみさんが、たなから落ちてはいもぐれ~♩
丸くなって拍に合わせて歩いてすすみ、♪う~りやなすびできげんとる♪ では、16分のリズムで小走りし、最後小さくジャンプ!という歌と振りをしながら、長い長い列ができ、ぐるぐるつながっていくことや、♪きげんとる♪とジャンプしながら、誰につながろうかな?と相手をさがすことで大盛り上がり!
大人も入って一緒に楽しみました。
織姫、彦星ゲーム
その後は、くるみ組が残りゲームタイム。 織姫、彦星ゲームをしました。
ハンカチ落としのように、織姫、彦星になるカードを円の周りをまわって誰かの後ろに置かれます。
それを持って円を回り、次の人にカードは渡ります。
なかなか気づかないハラハラ、ドキドキと、次は回ってくるかな?の期待のドキドキ!
織姫と彦星になって追いかけ合う遊びなのですが、七夕のお話やわらべうたで遊んだイメージも手伝ってか、追いかけ方がドラマチックな臨場感にあふれていました!
七夕会が終わった後も、ゲームやわらべうたでの遊びは子どもたちの中で繰り返されていたり、あんず組の小さな子どもたちも子どもたち用に作っておいたペープサートで、七夕会のイメージを模倣してお話をする遊びが行われたり、様々な興味と遊びの内容が広がる機会になった体験でした。
そして、こうした活動、経験がまた次のお話会の体験へとつながっていきました。
その模様は、また次回の記事でご紹介したいと思います!