クッキング、ピザ作り🍕

2月27日(金)、クローバー組(年長児)が心待ちにしていたピザ作りを行いました。

今年も年間を通して積み重ねてきたクッキング活動の集大成として、生地の成形からトッピングまでを一人ひとりが体験しました。

身づくろいや手洗いなどの準備は、もうすっかり身についています。食材に触れる前に自分で整える姿から、衛生習慣が生活の中に根づいていることが伝わってきました。

今回の活動では、生地そのものの特徴に目を向けることを大切にしました。

手に持ったときの重さややわらかさ、伸ばすときの弾力などを感じ取りながら、「どうすれば平らになるのか」「どのくらいの力がちょうどよいのか」と考え、試し、確かめていく経験を重ねました。また、生地のにおいを嗅いだり、手作りする素材の性質を実感しながら扱うことで、ただ形を整えるのではなく、素材の特徴を理解しながら作業を進めていきます。

丸くまとまった生地を平らに伸ばすところからスタート。「平らにしないと具がのらないし、焼くときに火が通らないからね」と給食の先生の説明に聞きいります。
実際に生地を手に持ってみると「けっこう重いね」との声も。
手でこねて、のし棒で伸ばす作業に真剣です!
のし棒は両手で均等に力を入れてコロコロしないと平らに伸びません。最初のうちは上手くできずに苦戦する子もいましたが、そのうちコツをつかんできれいに丸くなってきました。

成形が終わると、いよいよ楽しみにしていたトッピングです。まずはケチャップをぬりますが、みんな好みの量をスプーンの裏で丁寧に伸ばしながら上手にぬれました。

トッピングでは「どこに、どのくらい、どんな順番でのせるか」を自分なりに考えました。具材が重ならないように並べたり、色のバランスを意識したり、好きなものを中心に配置したりと、工夫の仕方はさまざまです。見た目や味を思い描きながら一つひとつ丁寧に並べていくことで、完成を見通しながら作る力も育まれていきます。

いろいろ工夫をこらしながら“自分の食べたい一枚”を作り進めていました。

同じ材料でも、こんなに違うピザになりました!

トッピングが終わったものから給食室のオーブンで焼いてもらい、焼き上がりを楽しみに待ちます。出来上がったピザを見た瞬間、歓声が上がりました。焼く前はやわらかかった生地が、こんがりと色づき、ふんわりと仕上がっています。生地の変化や香りにも自然と目が向いていました。

子どもたちは自分のピザをしっかり覚えており、取り違えることもなく「いただきます!」。一人一枚のSサイズほどのピザでしたが、ほとんどの子が完食し、満足そうな笑顔を見せてくれました。

食事は、人生を楽しむための大切な営みです。園の食育のテーマである「食べることは生きること」を、子どもたちは体験を通して感じ取ってくれたことと思います。

材料に触れ、工程を知り、自分で作ったものを味わうことは、生活の力につながります。ぜひご家庭でも、簡単な調理を一緒に楽しみながら、日々の食卓を豊かな時間にしていただければ嬉しいです。

節分 ― 春を迎える準備の日 ―👹

2月3日は節分。園ではこの日を、ただ鬼を怖がらせて追い払う行事にはせず、季節の節目を感じること、そして異年齢で関わり合うことを大切にして過ごしました。 午前中は各クラスで、それぞれの年齢に応じた節分活動を行いました。

鬼のお面や帽子を身につけ、役になりきって体を動かす姿。自分で作ったものをつけることで、行事はぐっと「自分ごと」になります。

くるみ組では、クローバーの子どもたちが鬼になり、背負ったかごに紙つぶてを入れる「福の神ゲーム」を行いました。10個より多ければ福の神の勝ち、少なければ鬼の勝ち。

「がんばれー!」「春が来るように福の神が勝つといいね」

そんな声が自然にあがり、勝負は福の神が3回、鬼が1回勝利。ルールを理解し、仲間を応援しながら、季節の意味にも思いを寄せる姿が見られました。

小さい子どもたちが午睡をしている間、クローバーの子どもたちは食育活動で恵方巻づくりにも取り組みました。

その後、鬼に扮して乳児クラスへ向かいます。

いちご・りんご組に鬼が入ってくると、最初はぽかんとする子、怖くて大人のもとへ駆け寄る子もいました。けれど、鬼が優しく関わる中で、少しずつ距離が縮まっていきます。

はじめは大人と一緒に「おにはそと!」と紙つぶてを投げていた子どもたちも、やがて鬼とハイタッチ。気づけば、穏やかな交流の時間に変わっていました。

あんず組でも、状況がわからず見つめていた子どもたちが、「鬼になったお兄さんお姉さんなんだ」と理解すると、自分から紙つぶてを投げる姿が見られました。それでも怖さが残り、大人の陰に隠れる子もいます。怖いという感情もまた大切な経験。その中で守られながら向き合うことが、安心感の土台になります。

午後は園庭で「鬼の足あと探し」を行いました。赤・青・黄・緑の4チームに分かれ、乳児と幼児が一緒に足あとを探します。

幼児の子どもたちが「ここにあるよ」「これを探すんだよ」と自然に声をかけ、乳児の手を引く姿が見られました。

勝敗ももちろん盛り上がりましたが、それ以上に印象的だったのは、異年齢の中で育つ関わり合いです。

くるみ組同士の勝負では、大人の予想を超える集中力を見せ、制限時間内にすべての足あとを見つけてしまいました。子どもたちの観察力と判断力は、想像以上です。

活動が終わったあとも、足あと探しは戸外遊びの中で続いていました。行事が「やらされるもの」ではなく、子どもたちの遊びとして残っている証です。

節分は、鬼をやっつける日ではなく、春を迎える準備の日。

想像すること、怖さと向き合うこと、年上が年下を思いやること、仲間と力を合わせること。

さまざまな経験が重なり合う一日となりました。

恵方巻作り

2月3日の節分に合わせ、年長クローバー組では食育活動として「恵方巻作り」を行いました。

クッキング活動も3回目になり、活動の見通しが十分持てるようになりました。その中で食べるものを、準備から片付けまで自分たちの手で行う、そんな成長を感じる活動の様子をお伝えします。

■ 準備万端!「自分でできるよ」

活動は、自分の身の回りを整えてから始まります。

三角巾を1人でつけられるようになったり、エプロンを自分で結んだりと身づくろいも慣れた手つきでエプロン、マスク、三角巾を身に着けていきます。

■ クイズで知る、節分の伝統文化

全員が揃ったところで、まずは「節分クイズ」で大盛り上がり!

「節分の日に食べるものはなんだっけ?」

「どうやって食べるのが正解かな?」

 保育者の問いかけに、「恵方巻!」  「静かに食べるんだよね」と、自分が知っていることを誇らしげに教えてくれる子どもたち。クイズを通して、節分の由来や伝統文化への興味がより一層深まりました。

簀巻きの前に「具の量を少なめにね」、と給食の先生から作り方のアドバイス。

五感を使って、自分だけの恵方巻作り

いよいよ調理開始です。

 海苔の上にのせるご飯の量を「これぐらいかな?」と自分で調節をしたり、具材を丁寧に並べたりと、真剣に考えながら作っています。

一つの料理が出来上がるまでの工程を、一歩ずつ自分の力で進めていく貴重な体験となりました。

好きな具は多めにのせたいけど‥量との兼ね合いも真剣に吟味。

真剣な表情で、「手前からきゅっきゅっと」と教わったことを丁寧にやっていきます。

海苔の上にご飯を均一に敷くのはけっこう難しいね😅

手にくっついたりと苦戦中😆

 願いを込めて「静かに、いただきます」

完成した恵方巻を手に、今年の恵方である「南南東」を向いています。

 食べるときは「願い事を考えながら、静かに食べる」のルール。

普段は会話が飛び交う食事の時間ですが、この時はとても静かになりました。

 それぞれが心の中で願い事をしながら、一生懸命に頬張る姿がとても印象的でした。

「おいしい!」と完食した後は、お代わりをする子も続出!

 最後は手口を拭いて、食器を自分で片付けて「ごちそうさま」。

心もお腹も大満足の食育活動になりました。

今年の縁起の恵方は南南東です。

保育園からはちょうど駅の線路に向かった方向。

皆で「縁起の良い恵方に向かって」食べました。😉