10月6日(月)お月見給食

今日は満月に見立てた肉団子で肉団子甘酢あんかけ丼

お月見汁(秋の収穫に感謝する意味を込めて里芋やきのこなど秋の食材を具材にした温かい汁ものです)

デザートは寒天をうさぎの型抜きをし、うざぎのフルーツポンチ寒天になります。

園祭り🍿🏮

9月27日、園祭りを開催しました。秋らしい過ごしやすい気候の中、子どもたちはおうちの方と集まり、ウキウキとした表情でスタートしました。

開場を前に、おうちの方と一緒に、ウキウキ顔で集合する子どもたちの様子です。

今年も年齢や発達に合わせて楽しめるアトラクションを準備しました。
「ヨーヨー釣り」では、牛乳パックで作った大小さまざまなヨーヨーを自分で選んでゲット。手にしたヨーヨーを持ち歩いて遊ぶ姿が見られました。

ゴムに引っ掛けるのが少し難しいけど、うまくとれると達成感があるようでした。

 

手形スタンプは毎年大人気。小さい子はおうちの方と一緒に、大きい子は押し方にこだわりながら、世界に一つだけの作品を完成させました。

今年は新アトラクションも登場。箱を積み上げる「つむつむ」や、年齢別のコースを選べる「ボール転がし」、リングに投げ入れる「ボールIN」があり、子どもたちは挑戦を重ねながら夢中で楽しんでいました。

ボール転がしも、そう簡単にはいかないようです。(笑)

ボールの先にあるペットボトルのピンに上手くあたるかな~😊

真剣にねらいを定めて・・「やったー!」

 ちょっととどかないけれど・・・。

 でも、ちゃんとリングに入れることはわかってます!😉

高いところは距離をはかって、ジャンプ!! もう目安をもってゲームに挑めるようになったね。

さらに乳児向けに「バルーンマット」も登場。風船入りのマットにのって感触を楽しむ姿が可愛らしく見られました。

「なんか気持ちいい~~」って感じでのっていますね~。

ぼこぼこする~~~と、幼児も気持ちよさそう。

アトラクションを楽しんだ後は、給食室特製の食ブースでひと休み。今年は寒天とポップコーンを用意。懐かしい味わいに「おいしい!」と声があがり、大好評でした。

プログラム後半は、ダイヤさん・クローバーさんによるペアダンス、そしてみんなで踊った盆踊り。夕暮れの雰囲気の中で、お祭りムードが一層盛り上がりました。

ダイヤ・クローバーさんは、ペアで踊るということを意識してお友達と合わせて踊ることを楽しんできました。

大人も輪に入り、大盆踊り大会が始まりました!

やぐらを囲んだ踊りの輪の真ん中では、小さな子たちが堂々と踊る姿が!😆♥️

夏の間に地域のお祭りなども経験した子もいて、盆踊りは熱気むんむん♡

園でも戸外遊びの時などに、各クラスで踊ったりしてきましたが、特に幼児は「園祭りで踊るよね」と、本番を楽しみにしていました。

アンパンマン音頭、すみっこくらし音頭、ドラえもん音頭は振りもしっかり覚えていましたね。

少し大人っぽいバハマママも、ノリノリで盛り上がっていました!

フィナーレは、先生たちによる「エンカレッジ楽団」の合奏と園歌。子どもたちも一緒に歌い、会場が一体となった温かな時間となりました。

今年は夕暮れ時の開催となり、自然の演出も加わって特別なひとときとなりました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。子どもたちは今も遊びの中で「お祭りごっこ」を楽しんでいます。

お話し会🫑

今年度2回目のお話会では「グリーンマントのピーマンマン」を上演しました。
朝から「きょうはおはなしかいだよね」と楽しみに登園した子どもたち。

お話し会の会場、スペードの部屋で着席し「なんのおはなしだろうね?」と、コソコソ声が。

「お祭りのお話じゃない?」と園祭りが近いことから想像し、予測する姿もありました。

物語が始まると、嫌われ者のピーマンが「なんで僕のこと嫌いなの?」と泣き出します。その言葉に、さっきまで笑っていた子も思わずしんとなり、気持ちを寄せるように表情が変わっていきました。

「ピーマンきらい」と聞いて現れた“バイキン”。

「野菜キライなやつはお腹をいたくしてやるぞ!」と、不気味な笑顔で登場すると身に覚えのある子どもたちは、ちょっと戸惑い、ドキドキしてきた様子。反応が思ったより静かでした。(笑)

「子どもたちを助けなきゃ!」と、さっそうと現れたピーマンマン。

「僕はビタミンや抗酸化作用があるから、バイキンをやっつけるよ!」と、戦いを挑みます。

子どもたちからは、「がんばれー!」とピーマンマンを応援する声が響きました。

ピーマンマンの必殺技、クサクサビーム!やトルネードビームは子どもたちにも大うけ。ピーマンの苦みや臭みは、実は強さの元なんだって伝わったようです。

見事にバイキンをやっつけてくれたピーマンマンに、「これからはピーマン食べてみるね!」と、子ども役の千帆ちゃんとまゆちゃんが言うと、見ていた子どもたちの頭もうんうんとうなずいているようでした。

クライマックスでは実際に「ピーマンの塩昆布炒め」を口にする場面。子どもたちは目を丸くして、「本当に食べるのかな?」と、かたずを飲んで見つめていました。

その様子を陰から見て、ピーマンマン

その日の給食では、幼児の子どもたちには特別に劇で食べていたピーマンの塩昆布炒めを、給食の先生が作って用意してくれました。

おうちでも給食でも普段食べない子が思い切って挑戦する姿がありました。

味は苦手でも「やってみよう」と自分で決めて行動できたことは大きな成長です。

今回のお話し会を保育者劇としてやるにあたって、「バイキンの怖さが強すぎないように」「ピーマンマンの活躍で、最後は安心して楽しめるように」と原作の絵本をもとにしながら台本を作り、何度も練習を重ねてきました。

子どもたちが物語に入り込み、気持ちを動かし、行動につなげる瞬間に立ち会えたことは、私たちにとっても大きな喜びとなりました。

日常にひろがる“美的体験”

園内を歩くと、四季の自然や行事に合わせた装飾が目に入ります。これらは見栄えのためだけではなく、保育者が子どもの感性を育むために意図して整えている教育的な環境です。

子どもたちは毎日、園内の色や形、光や素材に触れながら過ごしています。これは美術館に行くような特別な体験ではなく、日常生活そのものの中で繰り返される“美的体験”です。「きれい」「おもしろい」「やわらかい」といった感覚を自然に味わい、心の中に積み重ねていくことで、美的感覚や豊かな感情が育まれていきます。

七夕の天の川と織姫うさぎと彦星うさぎが空で・・・

カササギが橋渡しをしてくれて・・・

夏の夜の海。 月明かりと星が・・・壮大な海と宇宙のコントラスト。

同じ場所の風景が変わっていく中に、日常の物語が感じられます。

あれ? この後ろ姿は? 保育者の想いも寄せて、時には風景に子どもたちも登場します。

それぞれの地域で、お祭りに行った思い出が子どもたちの話題にもなっていました。
今年は暑さが長引き、秋の気配が遅いのですが、お月見の季節。
そしてもうすぐ園祭りが行われます。

装飾を見て、子どもたちの期待も膨らんでいるようです。

ときには装飾をきっかけに、「去年もあったね」「あの花と似ている」と記憶が呼び起こされ、過去と現在を結びつける経験になります。そうした経験は、非認知能力──感じる力、想像する力、自己を調整する力──を育てる土台にもつながります。

保育者は、色の組み合わせや素材の選び方、配置の工夫を通して、子どもが安心して過ごせる空間を整えています。

その背景には、「環境そのものが子どもを育てる」という保育の専門性と努力が込められています。

この環境は、園で生活する子どもにとって学びの場であると同時に、保護者の皆さまにとっても子どもの世界を感じ取り、成長を実感できる大切な窓口です。

また、保育者にとっても、その時々の保育のねらいや、子どもたちが体験したことを表現にしていきながら、子どもの心情に共感性を高めるための営みでもあります。

園の装飾は、子どもの日常に寄り添いながら、美的体験を育てる保育の一環として存在しています。

夏季保育、乳児の様子😉

 夏季保育中は、暑さに負けじと水遊びをしたり、子どもたちも交互にお休みしていることで、少しゆったりとお友達との関りを楽しんで、それぞれの遊びを充実させていました。

8月の装飾は、7月の七夕と海の風景のモチーフのストーリーを時間経過を感じるように展開し、子どもたちも経験したことがあるであろう「海辺の花火大会」をテーマにしました。

乳児の玄関装飾の方では「ん?この後ろ姿は・・」という仕掛けが・・。子どもたちの間では「この子、○○ちゃんだ!」と話題になっていました。(笑)

いちご組

身の回りのモノ、人になんでも興味津々。触って、なめて、振って、と、いろいろに試してみます。

そして、「もしもし」と携帯電話の真似などもポーズで良く見られるようになりました。これからは一層、大人の模倣も盛んになりますね。

りんご組 

ひとり遊びをしているな~と思うと、いつの間にか誰かがやっていることに興味をそそられて何となく並行遊びになっている最近の子どもの姿。

これまで興味を触発される相手は大人を中心にしていたのが、お友達へと広がってきましたね。

この時期は、「相手のしていることへの興味」が強いので、お友達がしていることと共に、お友達が持っている遊具そのものにも注目していますから、そんなに他意もなくお友達が使っているものに手を伸ばし、取り合いになることがよく起きます。

でも、それも好奇心や興味関心の拡大の現れとして、大人もおおらかに見守り、「こっちにもあるよ。おんなじだね」と、興味をもったことへの意識を受け止めたいですね。

同じ容器のチェーンリングをそれぞれのしゃもじで混ぜ混ぜしては掬う。

大人には「何やってんだろう?」という、意味のあるような、ないような行為も「誰かと共鳴するから楽しい」という、この時期特有の子どもたちの遊びなのですね。

誰が始めたのか、カップにたくさんのチェーンリングを入れて、美味しそうに飲んではジャーっと、また新しいジュースを作って飲むことを何度も繰り返して遊んでいました。

あんず組

自分が働きかけると変化するものに興味が強いのは1歳児後半から2歳児の特徴ですが、2歳児はその変化への試し方も多様です。そして、それは一人でより誰かと予測やイメージを共有しながらというように見えます。思ったイメージ通りになると「お~!」と、一緒に気づきを表現したり、面白いとキャハハと笑いあったり。

写真もこういうツーショット写真が多くなりました。

おしえ合う? どちらかというと「知っているイメージ」の確認かな。

まだ共感性が優位でマウントをとるような態度は見られないのも2歳児、この時期の特徴ですね。

共有する遊びが発展すると、高月齢の子どもたちは表象機能が発展した再現・ごっこ遊びも大胆な展開になることがあります。

日常の場面や、個々の体験でも印象に残った場面を友達とイメージを共有しながら遊びを共同で作り始めます。互いの体験したイメージをふんだんに盛り込んだ再現ですから道具もこんなに…(笑)

時には言葉で「お店行って、食べたいもの頼むんだよ」など、シーンやストーリーの展開を共通認識にしながら、互いにイメージを理解し合って、子どもたちだけで遊ぶことも増えてきました。

4月から7月と、クラスの遊びや生活を通して、個々の子どもが自分の生活に見通しをもち、不安感なく日常を過ごすことができるようになり、子どもたちが年齢ごとにその発達段階にふさわしい「相手」や「仲間」を求め、共有することを喜ぶ姿へ成長しています。

後期は、その成長を土台にしながら、また新しい発達の道を進んで行くでしょう。

存分に「自分を発揮して」より充実した生活をしていきましょう!