くるみ組 宝探し会🎃

今年の宝探し会は、くるみ組に「ドラキュラからの招待状」が来たところから始まりました。

年長児を隊長、副隊長にしたダイヤ・ハート混合のチーム。協力してチームの旗を作り、チームカラーやチーム名を決め、チームごとに、一人ひとりのお宝を入れるバックを作るなど、準備をしながら「もうすぐハロウィンだよね」「宝探し楽しみ」「あと何回寝たら?」などの会話をしながら当日を迎えました。

いよいよ宝探しがスタート。まずチームで作戦会議を済ませ、隊長が旗を、副隊長がミッションクリアカードを持って、チームごとに出発です。

 園内には様々な部屋があり、それぞれの部屋でミッションをクリアするとシールが入ったお宝をゲットできる、というルールです。

全員でポーズが何かを正解すると、クリアシールがもらえます。無事にもらえてましたね!

かぼちゃの部屋では、2つのミッションがありました。一つ目はポーズクイズ。園長先生がカードに描かれたものをポーズをして、それをチームで一つの答えを決めて答えるというミッションです。

もうひとつは、つむつむハロウィンバージョン。園祭りでも行ったつむつむをハロウィンモチーフにしたものをチームで協力してチャレンジしました。カードを引いて、チームの中で誰がやるかを決めて…。最後にみんなで答え合わせをしてクリアです。

 指示カードの通りに積めてクリア!

 年少のハートさんが積むのを「あってるよ!」と励ましながら、だんだんチーム  全員でゲームをクリアする楽しさが湧いてきているようでした。

砂場のある玄関まえの空間には、ところどころにお宝が隠されています。ここでは制限時間内にお宝拾い放題! このゲームだけは、個々が自分の力でお宝を得るので、30秒全力で集めました😆

たくさんのお宝を大事にバックに入れて、いざ!次のミッションへ!!

お菓子の部屋ではジャンプレースとゴミ拾いゲームに挑戦しました。ジャンプレースはハードルを跳び越えてゴールするミッションです。ハートさんもジャンプはお手の物。しっかりチームに貢献していました。

ハードルを倒さずに、早く全部跳んで、次の人につなぐ。チームの全員が飛べたらクリアになるゲームなので、跳び終わったら応援です!

 ゴミ拾いゲームは30秒間で隊長が持っている大きな袋に、チームで協力してごみを集めるミッションです。単純ですが、時間制限があることで子ども達もより熱中して参加していました。

ゴミを入れやすいように、袋の口を広げてもつひと、どんどん入れる人、自然に役割分担していました。

最後はドラキュラの部屋です。チームで協力してすごろくに挑戦。ルールがわからないハートさんにもクローバーさんが手取り足取り教えてくれて、チーム戦で頑張っていました。2回りしてもゴールできない時は救済クイズに挑戦。当たるとお宝がゲットできるルールです。

どのチームも、隊長を中心に“チームの子は全員いるかな?”と気を配りながら各部屋を目指す様子がありました。誰がチャレンジする?答えはどうする?と相談しながら、協力してミッションをクリアし、ミッションクリアカードにシールを貼ってもらい意気揚々と部屋に戻ってきました。

宝探し会を通して、これまで同じクラスにいてもあまり関わりがない子同士での関係性が広がったり、壁に貼ってあるミッションクリアカードをみながら、「○○チームなんだよ」「○○ちゃんと○○くんも一緒なんだよ」とチームということを意識した会話があったり、と「チーム」という集団を意識したり、異年齢での関わりを深めることができたことは大きな収穫だったと思います。

芋ほり🍠

10月29日(水)に芋ほりをしました。

雨で1週間延びた分、子ども達の期待感も倍増。何日も前から「もうすぐお芋ほりだよね」という話があちこちから聞こえてきました。

「これ、どこまでがお芋?えっ?まだお芋じゃない?つるなの?」と、なかなか出てこないお芋を掘って探します。

張り切って掘り始めた子ども達。「あった!」「みて!大きいよ!」という声も聞こえましたが、「あれ、なかなか出てこないよ。」という声も。

「とれたけど、細~い」・・でも、自分で掘ったから満足そうでした。(笑)

今年のお芋は不作で、残念ながら大小全部集めても20個弱しか採れませんでした。それでもあきらめない子ども達。「うんとこしょ!」と言いながら数人で引っ張ってみたり、深く掘ってみたりしながら探していました。

「きゃ~、なかなか抜けない~!」と言いながらも楽しそうです。御芋ほりって、子どもたちには全身運動だね。

掘ったお芋を手に、「バナナみたい」「これはチキンだ」「わ、ミニミニサイズ」などと言いながら出来栄えを吟味していました。小さくても、何だかかわいいお芋で、それも嬉しいようです。(笑)

男の子たちを中心に、虫探しも盛り上がりました。たくさんのミミズといもむしが出てきて、子ども達は「名前をつけよう」と言いながら嬉しそうに入れ物に集めていました。

「見て、見て!大きいのがとれた!」と、お友達に見せに来てくれました。

時々、立派なお芋も出現しました。

植物は、食物連鎖の最初のものであり、人間の生活にとっても不可欠なテーマですね。

子どもたちは自然に触れることで、「植物は生長し、やがて枯れ、土地にかえることや、今回のお芋のように太陽と水と土と(養分もふくめ)空気などが成育条件になって植物が育つこと」などを次第に認識していくようになるのですね。そんな体験を日常の中で大事にしていきたいと思います。

長~い芋のつるは子ども達の絶好の遊び道具に。

編んで丸くしてみたり、数人で引っ張り合ってぐるぐる回るロープ代わりにしたり、電車ごっこになったり、想い想いに工夫しながら様々な遊びを展開していました。

10月の活動の様子

天気の良い日は、気候もさわやかになってきたこの時期。

子どもたちは、園祭りの名残を遊びの中に取り入れながら元気に遊んでいます。

(いちご組)

ゆらゆら動く風船に手を伸ばしてタッチ!目と手を使いながら、動きを感じ取っています。

すき間から外をのぞいたり、見たい・知りたい気持ちがむくむくと旺盛です!

(りんご組)

(あんず組)

入ったり、くぐったり、粗大運動も様々な体の使い方を試して遊び、「できた!」と、自分の想い通りにできたことが嬉しいんですね。

駐車場?の構造遊びも、細かなところもこだわって、ちゃんと車が停まる区分けが積み木で示されています! 

泣いている赤ちゃん?をあやすように、涙を拭いてあげているのかな?

2歳児のお世話遊びには、ストーリーがあり、人形も自分も、その物語の中の登場人物になっているのですね。生活模倣をたくさんして、こうして大人や誰かのモデルから学び取りながら、豊かな心情を自らも育てているようです。

(くるみ組)

まだ、上手く歩けなくても、座った姿勢でも風船をつかもうとする姿に、自分から関わろうとする意欲が見えますね。😉

「まてまて〜!」と笑顔でハイハイ。お友達とじゃれ合いながら体を動かすことが嬉しくてたまらない時期ですよね。

目視をしながら、手先に集中して微細な遊びも上手にできるようになったね!

お人形は、自分たちが経験している生活再現をするのに大事な存在。ねんねも優しく布をかけて「おやすみ」とお世話。

ミルクを飲ませているのは、いちご組の子がミルクを飲んでいる様子を見ているから、ちゃんと大人がするように抱っこして、やさしく見つめる仕草がリアルですね。

お友達とイメージを共有して、一緒に再現遊びをする姿も見られるようになりました!

戸外でも、皆で話し合いながら?何やらしていることが多く見られるようになりました。

身体バランスを試す遊びが大好き! どんどん上手になりますね。

タイヤをまっすぐ転がしながら、自分も走る!

これは、身体の重心を保ちつつ、腕や手の感覚も使いつつという、かなり高度な感覚統合です。熟練してくると、ここにスピードを競うという課題も加わり、白熱したゲームになります。

電車好きにはたまらないこの場所。近くて迫力ある電車を見るのは、飽きないよね。

東武線の運転手さんも、保育園の子どもたちが見ていると、手を振って合図してくれるんです。

ステージでは、いつもダンスが披露されています!

身体表現も、自分のイメージだけでなく振りを覚えて、その上でのオリジナリティーが発揮される、意識が高いダンサー姿です!

年長のクローバーさんたちは、細かな手仕事が大好きです。ただ形を作るだけでなく、その出来栄えにもこだわります。何度も何度も、自分が納得するまで折っている姿は、職人さんのようです。

高さとバランスを試す遊びも、慎重におき方も考えて、右に傾き始めたら左側に少し重心をずらして置くなど・・・、子ども同士で「もうちょっと右!」などの声を掛け合いながら真剣に取り組んでいます。

積み木で作る街は、都心の高速道路沿いの街かな? ありそうなビルや建物にリアルな工夫を感じますね。子ども同士が自分のイメージと相手のイメージを重ねながら、共同制作は毎日繰り返されて、どんどん広がっていきます。 幼児になると、繰り返せるだけでなく、「続き」ができる環境や時間の保障が大事な理由が、こんな姿にも現されていますよね。

再現遊びでお店を開くと、リアルな日常が…(笑)  開店する店主によって、売り物が変わるので、ある意味飽きないお店です。(笑)

やり取りは実にリアルです。最近のお会計は、カードやペイペイが主流? 財布にお金を入れてお買い物に来るお客さんが減りました。

良い悪いにかかわらず、子どもの再現遊びは大人の日常、社会の変化を映し出す鏡のようです。 その姿には、日常をあたりまえに捉えがちな大人も勉強になります。

大人の価値観だけで、子どもの世界を決めつけずに理解することを丁寧にしていきたいと思います。

園祭り🍿🏮

9月27日、園祭りを開催しました。秋らしい過ごしやすい気候の中、子どもたちはおうちの方と集まり、ウキウキとした表情でスタートしました。

開場を前に、おうちの方と一緒に、ウキウキ顔で集合する子どもたちの様子です。

今年も年齢や発達に合わせて楽しめるアトラクションを準備しました。
「ヨーヨー釣り」では、牛乳パックで作った大小さまざまなヨーヨーを自分で選んでゲット。手にしたヨーヨーを持ち歩いて遊ぶ姿が見られました。

ゴムに引っ掛けるのが少し難しいけど、うまくとれると達成感があるようでした。

 

手形スタンプは毎年大人気。小さい子はおうちの方と一緒に、大きい子は押し方にこだわりながら、世界に一つだけの作品を完成させました。

今年は新アトラクションも登場。箱を積み上げる「つむつむ」や、年齢別のコースを選べる「ボール転がし」、リングに投げ入れる「ボールIN」があり、子どもたちは挑戦を重ねながら夢中で楽しんでいました。

ボール転がしも、そう簡単にはいかないようです。(笑)

ボールの先にあるペットボトルのピンに上手くあたるかな~😊

真剣にねらいを定めて・・「やったー!」

 ちょっととどかないけれど・・・。

 でも、ちゃんとリングに入れることはわかってます!😉

高いところは距離をはかって、ジャンプ!! もう目安をもってゲームに挑めるようになったね。

さらに乳児向けに「バルーンマット」も登場。風船入りのマットにのって感触を楽しむ姿が可愛らしく見られました。

「なんか気持ちいい~~」って感じでのっていますね~。

ぼこぼこする~~~と、幼児も気持ちよさそう。

アトラクションを楽しんだ後は、給食室特製の食ブースでひと休み。今年は寒天とポップコーンを用意。懐かしい味わいに「おいしい!」と声があがり、大好評でした。

プログラム後半は、ダイヤさん・クローバーさんによるペアダンス、そしてみんなで踊った盆踊り。夕暮れの雰囲気の中で、お祭りムードが一層盛り上がりました。

ダイヤ・クローバーさんは、ペアで踊るということを意識してお友達と合わせて踊ることを楽しんできました。

大人も輪に入り、大盆踊り大会が始まりました!

やぐらを囲んだ踊りの輪の真ん中では、小さな子たちが堂々と踊る姿が!😆♥️

夏の間に地域のお祭りなども経験した子もいて、盆踊りは熱気むんむん♡

園でも戸外遊びの時などに、各クラスで踊ったりしてきましたが、特に幼児は「園祭りで踊るよね」と、本番を楽しみにしていました。

アンパンマン音頭、すみっこくらし音頭、ドラえもん音頭は振りもしっかり覚えていましたね。

少し大人っぽいバハマママも、ノリノリで盛り上がっていました!

フィナーレは、先生たちによる「エンカレッジ楽団」の合奏と園歌。子どもたちも一緒に歌い、会場が一体となった温かな時間となりました。

今年は夕暮れ時の開催となり、自然の演出も加わって特別なひとときとなりました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。子どもたちは今も遊びの中で「お祭りごっこ」を楽しんでいます。

お話し会🫑

今年度2回目のお話会では「グリーンマントのピーマンマン」を上演しました。
朝から「きょうはおはなしかいだよね」と楽しみに登園した子どもたち。

お話し会の会場、スペードの部屋で着席し「なんのおはなしだろうね?」と、コソコソ声が。

「お祭りのお話じゃない?」と園祭りが近いことから想像し、予測する姿もありました。

物語が始まると、嫌われ者のピーマンが「なんで僕のこと嫌いなの?」と泣き出します。その言葉に、さっきまで笑っていた子も思わずしんとなり、気持ちを寄せるように表情が変わっていきました。

「ピーマンきらい」と聞いて現れた“バイキン”。

「野菜キライなやつはお腹をいたくしてやるぞ!」と、不気味な笑顔で登場すると身に覚えのある子どもたちは、ちょっと戸惑い、ドキドキしてきた様子。反応が思ったより静かでした。(笑)

「子どもたちを助けなきゃ!」と、さっそうと現れたピーマンマン。

「僕はビタミンや抗酸化作用があるから、バイキンをやっつけるよ!」と、戦いを挑みます。

子どもたちからは、「がんばれー!」とピーマンマンを応援する声が響きました。

ピーマンマンの必殺技、クサクサビーム!やトルネードビームは子どもたちにも大うけ。ピーマンの苦みや臭みは、実は強さの元なんだって伝わったようです。

見事にバイキンをやっつけてくれたピーマンマンに、「これからはピーマン食べてみるね!」と、子ども役の千帆ちゃんとまゆちゃんが言うと、見ていた子どもたちの頭もうんうんとうなずいているようでした。

クライマックスでは実際に「ピーマンの塩昆布炒め」を口にする場面。子どもたちは目を丸くして、「本当に食べるのかな?」と、かたずを飲んで見つめていました。

その様子を陰から見て、ピーマンマン

その日の給食では、幼児の子どもたちには特別に劇で食べていたピーマンの塩昆布炒めを、給食の先生が作って用意してくれました。

おうちでも給食でも普段食べない子が思い切って挑戦する姿がありました。

味は苦手でも「やってみよう」と自分で決めて行動できたことは大きな成長です。

今回のお話し会を保育者劇としてやるにあたって、「バイキンの怖さが強すぎないように」「ピーマンマンの活躍で、最後は安心して楽しめるように」と原作の絵本をもとにしながら台本を作り、何度も練習を重ねてきました。

子どもたちが物語に入り込み、気持ちを動かし、行動につなげる瞬間に立ち会えたことは、私たちにとっても大きな喜びとなりました。