クッキー作りをしました♡

12月8日(金)くるみ組年長さんがクッキー作りを行いました。

コロナウイルスや感染症の影響で子ども達の食育実習はゴム手袋をはめて活動していましたが、本当は手の感触で色々なことを感じ取ってほしいと思っていました。

今回のクッキー作りでは手洗い、消毒を行うこと、きちんと火を通すこと、それぞれ自分が作ったクッキーを自分自身で食べることで手袋無しでの食育実習としました。

先ずは身支度を行います。

エプロン、マスク、三角巾を身につけます。

身支度が終わった人から手洗いを行い、席に着席します。

何度か食育実習を重ねた年長さんは流石!スムーズです。

さて、準備ができたらいよいよクッキーの作り方が説明されます。皆、まなざしが真剣。(笑)

材料を配る前に、まずクイズ。

「クッキーは何で出来ているかわかりますか?」と尋ねられた子ども達は、様々な食材を答えてくれました。

「牛乳?」「卵?」「小麦粉?」、おっ!けっこう知っていました。

「クッキーって甘い?なんでかな」の問いに「砂糖~」の声が子ども達から上がり、甘さの元の材料もちゃんと知っていまました。

さて、クッキーの材料は何でしょうか?

バター…100g(室温にもどす)

砂糖…60g

小麦粉…160g

なんとたった3つの材料でクッキーは出来ています。

作り方は?

  1. バターは砂糖を入れて白っぽくなるまでよくすりまぜます。
  2. 小麦粉を入れてさっくりと混ぜます。

粉っぽさが無くなったラップに包み、冷蔵庫で30分から1時間寝かせます。

3.めん棒でのばして型抜きをします。

 (今回は型抜きクッキーではなく、白(プレーン生地)緑(抹茶生地)茶色(ココア生地)の3色を作り思い思いの形を自分の手で作ってもらいました。)

4.180℃に温めたオーブンで8分ほど焼いて出来上がりです。

みんなで美味しいクッキーを作るため、きちんと作り方の手順を聞いています。

いよいよ材料が子ども達のテーブルに運ばれてきました。

今回は小麦粉を秤で計量してもらいます。

大人が、予め秤の160gの目盛りに印をつけておいたので、それを目安に分量を量ります。

秤の上にボールを置いて目盛りを0に合わせ(ボールの重さを引くためです)ボールの中に小麦粉をお玉で

掬って160gの目盛りまで入れます。

目安に忠実なまじめさが可愛いのですが、慎重に慎重に少しずつ入れる子が多くなかなか目盛りが動きません。

子どもたち自身も少し焦れてきたようで、入れていくうちに「このぐらい入れても大丈夫?」と互いに判断した

様で、だんだんと大胆に入れるようになり、とうとう160gの目盛りに近づくと、また少しずつに。(笑)

そんな子どもならではの計量が無事終わり、どの班も完璧に160gの小麦粉を計ることが出来ました。(拍手!)

将来、学校の理科の実験や家庭科でも、この経験を思い出してほしいな。

子ども達は経験から学び、習得していることがわかる嬉しい出来事でした。

次は、慎重に、正確に量った材料を他の材料と混ぜ合わせる工程です。

まず、ボールにバターと砂糖を入れて木べらでよく混ぜてクリーム状にしていきます。

最初は材料が固いので、なかなかクリームのような状態になるのは難しく、班のみんなで協力しながら交代で混

ぜていきます。これは大人でもけっこう大変なところ。

やっとバターと砂糖が白っぽいクリームになったら先ほど計量した小麦粉を混ぜ、粉っぽさがなくなったらひと

まとめにして冷蔵庫で寝かせます。クッキーのお昼寝の時間です。

みんなは、その間、給食を食べて、休息のお昼寝をして、午後の活動に備えます。

待ち遠しいけれど、まずは腹ごしらえ!(笑)

お昼寝から起きた年長さんは再びエプロン、マスク、三角巾、手洗いの身支度を整えていよいよクライマックスのクッキーの成形作業です。

クッキングシートに各々名前を書いてそれぞれの席に置きました。

白(プレーン生地)緑(抹茶生地)茶色(ココア生地)の3色を使い自分達の作りたい形のクッキーを表現していきます。ここは子どもたちにとって、とても重要なところ。

何を作ったらいいのか考えている子

生地をこねて感触からイメージを試みる子。

型抜きクッキーはお家でも作ったことがある子もいるみたいですが、自由に形を作ってごらんと言ってもどの様にしたらいいのかわからない子ども達が大半で、ちょっと戸惑いも見せていました。

でも、大人も一緒に作り始めると、「その形、どうやって作るの?」「同じの作ってみたい」「色は混ぜてもいいの?」と質問が飛び交い、割と自由に整形してもクッキーはできるんだと安心して、成形作業が加速していきました。

そうなったら子ども達の想像力に任せて、最後のポイント、「分厚いままだとクッキーの中が焼けないから少し平たくしてね。」とお願いするだけです。

結果は?

最初は、「ココア生地いらない」「抹茶生地は好きじゃないからいらない」と言っていた子どももいましたが、全員が3色を器用に使いこなして様々な形のクッキーを作り上げていました。

成形が出来上がった子どもの生地から焼いていくので、焼き上がりまで多少時間がかかりますが、みんな自分のクッキーが焼きあがるまでおしゃべりしながら楽しみに待っていました。

出来上がったクッキーは少し遅めのおやつになりましたが、自分達で生地から作りあげたクッキーはとても美味しかったようです。皆、ピカピカの笑顔で自分のクッキーを自慢しながら平らげました。

食べるという行為は生きていく上でとても大切なことです。

そして、少しの工夫でわくわくや楽しみも作り出すことが出来ます。

子ども達がただ食べるだけではなく、楽しみや喜びを食事の中から見つけ出し、豊かに生活していけるようになってほしいと願っています。

上記のレシピで、ぜひお家でもお子さんと一緒にクッキー作りにトライしてみてくださいね。

避難訓練!

11月28日、「地震の後、給食室から火災発生」という想定で、避難訓練が行われました。

ちょうど午前中の戸外遊びをしている最中です。

副園長の伸先生が、スピーカーで「大きな地震がありました。給食室から火も出ています。慌てないで園庭に避難してください。」と呼びかけます。

先生たちは日ごろのマニュアルをもとに、近くにいる子どもに声をかけ、手を取りながら園庭に移動へと子どもたちを促します。

幼児は、園庭に出ていたのですが「これは訓練(嘘っこ)だ」とわかっていながらも、災害が起きた想定でこうした「練習」をすることの意味も理解していて、それなりの緊張感で保育者の誘導に従って行動していました。

乳児の小さな子どもたちは、いつもと違った行動をする大人にきょとん?としている子、なになに?とちょっと不安そうに保育者に寄り添う子、どこいくの?というように、ちょっと楽しく?なってしまう子など、受け止めは様々でしたが、急な展開におびえて泣くこともなく、大人に抱っこされたり、手をつないだりしながらトコトコと園庭まで避難してくることができました。

広い園庭に来ることがめったにない、いちご組、りんご組の子どもたちは、避難訓練の緊張感を何となく感じながらも、目の前に広がる魅力的な電車ビューにくぎ付け。(笑) 保育者の顔より、近距離で見る東武線の電車に目が行くのも仕方ないですね。

それでも自分のクラスのかたまりから飛び出すこともなく、静かに訓練に参加していました。

先生たちの人数報告や状況報告もしっかり行われ、上手に避難ができたところで、樹江先生から非難する時の注意やお約束、みんな知っているかな?とお話しがされました。

まず、「みんなが騒いだりおしゃべりしないで速やかに集まれたことがとっても大事だね」と、目的を理解した行動に意味があることだとのお話しに、幼児の子どもたちは「もちろんわかっているさ!」と、ちょっと自信の表情。

そして、みんなで「非難する時は、しゃべらない、騒がない、急ぐけど勝手に走らないで、大人の言うことをよく聞くようにしましょう」と改めて非難する時に大事なことを確認しました。

避難訓練は、帰るまでが大事。

幼児のお姉さん、お兄さんと一緒にお話しを聞いた後もちゃんと手をつないで上手に帰っていったいちご組、りんご組の子どもたちです。

その後、防災設備会社の方に消火訓練をしていただき、正しい消火器の使い方や「火を消すときは炎に向けるより、その元となる燃えているものに消化液を噴霧するようにしてください。」と教わりました。

ついつい燃え盛る炎を見たら、上から消したくなりますね。

「でも、燃えてるのは下ですから」というお話しに、大人は「確かに」と納得。

実際に火災の根元に向かっての消火を体験しました。

避難訓練はとても大事ですが、願わくば本当の災害が起きませんように。そう祈るばかりです。もちろん人災が起きないように、職員一同、日々の注意を怠らないように気をつけていきます。

芋ほり、大収穫!

11月8日水曜日に園庭の畑でお芋ほりをしました。

今年の夏は猛暑で、サツマイモの葉っぱがあまりにも茂ってしまったので、葉っぱに養分を摂られてお芋の出来は悪いかも・・・という話もあり、しょぼしょぼのお芋ばかりだったら、収穫する日を楽しみにして、暑い夏にもせっせと水やりをしてきた子どもたちはがっかりするだろうなあ~と大人は心配していました。

そんな大人の心配をよそに、いよいよお芋ほりの日。

子どもたちは大張り切りで、「いっぱい引っ張って!」と声をあげながら、力を合わせてサツマイモのつるを引っ張ります。

エツコ先生が、茂ったお芋の葉っぱをあらかじめ刈ってくれていたので、半年ぶりに茶色い土を見せた畑の土を掘り返し、誰からともなく共同作業。

それぞれの子どもが、けっこうな力を入れて引っ張っても、簡単にお芋は抜けませんでした。

するといつの間にか、なじみのあるお話しのように「うんとこしょ、どっこいしょ!」と、皆でつながって引っ張りはじめ、ずるずるとつながって出てきたサツマイモに「わー!出てきたー!」と歓声を上げて喜んでいました。

土の中から出てきたサツマイモは、「しょぼしょぼだったらどうしよう」という想像とは違い、けっこう立派に育ったお芋たちでした。

収穫したサツマイモを皆、満足そうに持ち上げて笑顔。お芋とポ~ズ! うん、いいお顔。(笑)

そして、お芋を掘った土の中からはたくさんの幼虫が!

虫好きの子どもには、オマケのお楽しみができて、とっても収穫の多かったサツマイモ堀でした!

園外でのお話し会♡

10月23日、恒例のお話し会を行いました。

 今回は、保育園の近くにあるふるさと会館で、地域の親子が参加できる「地域子育て支援」の催しとしての意味もあり、保育園の子どもたちにとっては初めての園外でのお話し会でした。

くるみ組の子どもたちは、「今度のお話し会はお外でやるの?」と、皆、何日も前から楽しみにしている様子でした。

 特に、園外での行事に初めて参加する年少のハートさんは、「先生見て、ちゃんと歩けるよ!」と、「保育園の外を歩く時は危ないから前見て、端っこに寄って歩こうね」と、保育者と話していたことを意識しているよ!とアピールし、少し大きくなった自分を感じながら歩く姿は期待が全身に表れていました。

当日は天気も良く、戸外遊びを楽しんでから園を出発! 

ふるさと会館まではあっという間ですが、その間にも栗やみかんの木を見つけたり、電車を下から見上げて興奮したりしながら歩きました。歩いて数分の距離も子どもたちにとってはいつもと違った経験でした。

到着するとすぐにお話し会が始まりました。当日はくるみ組より少し小さな女の子がお母さんと共に参加してくれました。

始めは「どうぞのいす」。ペープサートを用いてするお話しです。

 動物たちが順にやってきて、うさぎさんが作った椅子に置いてあるおすそ分けのモノを頂きながらも、「空にしてしまっては次の人におきのどく」と自分が持っているものを置いていく、知らない誰かにも思いをはせて気配りすることがほのぼの伝わるようなお話しです。

子どもたちは、出てくる動物が誰かのために置いていくモノに、「あ、どんぐりだ!公園で拾ったことがあるよ」「はちみつ、お家にある!」「あれ?なんだっけ?(くりでした)」などと口々に話しながら集中して見ていました。

 次のお話はパネルシアター「かくれんぼ」です。

 パネルには木が4本。 そこに隠れている動物たちを当てるところからお話しは始まります。隠れていた動物はトラ、パンダ、うさぎ、ライオン。

特徴がわかりやすいパンダやうさぎはすぐに言い当てられましたが、ライオンやトラは「ねこ!!」「くま!」などと言われ、なかなか当たりませんでした(笑)

かくれんぼが終わり、動物たちが焼き芋を焼き始めたところで♪やきいもぐーちーぱーを歌ってのじゃんけん大会に。ハートの子たちはまだじゃんけんのルール理解が?の子もいて「勝った!」と喜んでいても、実は負け、なんてこともありました。

焼き芋が焼けたところで、動物たちが仲良くお芋を半分こして食べて、お話はおしまい。

 今日は、せっかく広いふるさと会館に来たので、そこからは風船運びゲームをすることにしました。

宝探し会でのチーム対戦です。

宝探し会できずいたチームワークの見せどころ!

 大きな布を持ち、その上に風船を乗せて玉入れのネットに入れる2チーム対抗のレースです。宝探し会で経験済みのダイヤ、クローバーの子どもたちは、勝ちを目指して大盛り上がり。

 ハートの子どもたちは、お兄さん、お姉さんがやっているのを真剣に見ていて、ルールの説明なしでもゲームに参加して楽しんでいました。

地域にいらっしゃる小さなお子さんやお母さんにもお話し会は楽しんでいただけたようです。

 今回は、初めての試みということもあり直接一緒に遊ぶという交流まではできませんでしたが、また何かの機会に一緒に楽しめる催しができればと思います。

今回の催しにご協力いただいた商店会の皆様、ありがとうございました。

宝探し会★楽しみました!

 10月18日、くるみ組ダイヤ、クローバーさんたちが楽しみにしていた毎年恒例の幼児レク、宝探し会が行われました。

宝探し会は、毎年、クローバー組が隊長、副隊長を務めその隊にダイヤ組さんが入り異年齢で構成したグループで園内に用意された様々な課題に挑戦しながら、宝をゲットしていくというレクリエーションです。

園内には、ゲームの部屋、トンネルの部屋、クイズの部屋、お宝探索の場所などが用意され、隊ごとにクリアしていく探検アドベンチャー??で、異年齢で協力して達成感を得ることをねらいにしています。

中でも初めての試み、トンネルの部屋は段ボールで作られたトンネルをハイハイで潜り抜け、出口にあるお宝を1つもらえるというアトラクションには、子どもたちもテンションがあがりました。

「暗くて怖くないかな?」と、大人が少々脅かしても、「全然平気だよ!」と、クローバーの年長さんからスイスイ入り、すぐ出口にたどり着く姿を見て、ダイヤさんも怖がらずに難なくクリア。

トンネルくぐりは完璧にクリアしたものの、出口にあるお宝にはなかなか気がつかず、

「あれ?お宝どこ?」とキョロキョロ。

なんとも幼児らしい姿が微笑ましかったです。♡

クイズの部屋では、まずクイズの問題が書いてある赤、黄、青のカードを選び選んだカードのクイズに挑戦しました。

隊長がみんなに「どれにする?」と意見を聞きながらちょっと緊張してカードを選び、さて、どんな問題が出るのかグループの皆でジッと耳を傾けます。

「保育園の外側の壁の色は黄色です。〇か✖か?」という問題が以外にも子どもたちを悩ませました。

〇と✖の答えで、皆で1つの答えを決めて移動しなくてはなりませんが、「違うんじゃない?白だよ」「え?あってるよ、黄色だよ」と意見がバラバラです。

中には「ピンクじゃない?」と、自分が好きな色を言う人もいて、隊長さんは困惑しきり。( ;∀;)

でも、年長さんには頼りになるしっかりした意見を言える人もいます。

「だけどさ、~だからさ、こうじゃないかと思うよ」と、ちゃんと根拠ある発言でみんなを助けることができていました。

おかげで大正解!

正解すると並んでいる紐を一本引けます。選んだ紐を手繰り寄せると、チーム全員分が入ったお宝をもらえました。

唯一の園舎の外、砂場での文字通りの宝探しは、2分の間に隠してある宝を探し放題!

遊具の裏や足台の裏、くまなく探してたくさんのお宝をゲットしていくのは快感のようです。

昨年のことを覚えている子は、「砂に埋めてあるよ、ここ掘っていい?」と、砂場をせっせと掘り返して「やっぱりあった!」と、いくつかの宝を見つけてご満悦です。

そして室内最大のアトラクション、スペードの部屋。

空気鉄砲で隊員の全員が的を倒す、魚釣りではチームで10匹釣れたらクリア、最終ゲームは風船運びゲームの全部ができたらお宝をもらえます。

風船運びゲームでは、大きな四角い布に風船3個のせて、全員で四隅をもって運ばなくてはなりません。風船が3個のっているとこれがなかなか難しく、4人が、あるいは5人がバランスよく持って運べないと風船はコロコロと落ちてしまい、落ちたらまたスタートに戻ってやり直しです。

やっとゴールまでたどりついても、ゴールネットに3個の風船を投げ入れないと終わらないという、できそうでなかなかできない難関ゲームでした。

さすが幼児、そのくらいの難関があることで大いに盛り上り、存分に楽しむことができたようです。

もちろんダイヤ組の隊員たちも、自分のグループの隊長、副隊長にしっかりついて回り、それぞれのゾーンでの試練(ゲーム)を一緒に乗り越えようと頑張って参加していました。

こうして午前中の約1時間半の宝探し探検を終えた子どもたちは、くるみ組のお部屋で皆で協力して勝ち取ったお宝(シール)を囲んで、ほくほくと山分けしていました。

隊長さんはお宝シールのやまわけまで、ちゃんと平等にいきわたるように1枚づつ確認したり、「これとこれどっちが欲しい?」と意見を調整したりと責任感を十分に発揮していた姿が頼もしいなと感じました。

口々に「楽しかった!」という子どもたちの笑顔がまぶしく、準備した大人も嬉しい宝探し会になりました!!(^^)!

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