卒園式㊗️

3月22日土曜日に令和6年度の卒園式が行われました。

皆の心を表すように、当日はとても気持ちの良い晴天に恵まれました。

晴れ舞台に、おめかしをして登園してきた子ども達が、緊張しながらもひきしまった良い表情で凛々しく入場してきました。

卒園証書授与。

名前を呼ばれると、嬉し恥ずかし。でも、堂々と大きな声で返事をし、前に進み出る姿は輝いていました。

一人ひとりにお祝いの花も手渡され、保護者のもとへ。💛

証書をもらってのインタビューでは、「学校に行って楽しみにしていることは何ですか?」という質問に答えた子ども達。

いろいろな答えがありましたが、校庭で遊ぶこと、鉄棒、サッカー、バスケット等、特に運動に関する答えが多く聞かれました。みんな活発だものね。

卒園証書が授与された後は、子どもたちが活動の成果を保護者の方に見てもらう場面です。

まず、音楽課業での集大成、合奏。曲目は「さくら」です。

楽器パートは、鍵盤ハーモニカ、ボンゴ、カホン。皆で合わせる練習を子ども同士が意欲的に取り組んできました。遊びの合間に誰からともなく ♪さくら さくら と声を合わせて歌ったり、自分の演奏するパートリズムを口ずさむ姿が、見られました。そんな日頃の様子が発揮され、本番も自信を持って演奏する姿がありました。

次はダンスです。

今年、大流行した「Bling-Bang-Bang-Born」にチャレンジしました。

速い動きが多く、振りが細かい曲でしたが、“お家の人には内緒”にしていた子もいるくらい、張り切って本番に臨みました。

保護者代表のお話を聞いた後、この1年間クローバー組としての活動の軌跡をVTRで観ました。

写真や動画を観ながら、子ども達と保護者の皆さんと共に1年間の活動の様子を振り返ることができした。子ども達は自分たちの姿を見ながら、覚えていること、自分たちがしてきたことをお互いに楽しそうに話ながら観ていました。まだ夏の水遊びの頃は身体も顔つきも幼かった自分たちの姿に「なんか小さくない?」「ハートさんやダイヤさんみたいだね」と、半年足らずの成長を子どもたち自身も実感しているようでした。

そして、大人たちは、大きくなったなぁとしみじみ感動しながらも、笑顔で成長の軌跡を楽しみました。

最後の発表は園歌♪どんどんどん。音楽課業や行事の度に歌ってきた歌を、いつもより振りも大きめで、元気いっぱいに表現していました。

式の終わりは、先生たちの作るアーチをくぐって退場です。「おめでとう」という言葉に嬉しそうに、または照れくさそうに応えながら退場していきました。

本当に、大きくなって心も身体も頭も使って、たくさん遊んで、いっぱいチャレンジしてきたこの1年で、たくましく、優しく、意欲にあふれる姿に成長してきたね。

卒園おめでとう!

いちご組🍓あんず組🍊の様子

お友だちと一緒!という気持ちが少しずつ芽生え始めた0歳児クラスのいちご組さん。

一人の子どもがお風呂に見立てて遊び始めると、集まってきて真似っこしながら遊んでいます。

気づけばいつの間にかお互いの顔を見合わせて、いないいないばあに遊びが変わっていて、次々と遊びを変える姿はこの時期ならではの成長の中の1ページとしてほほえましく見守っています。

相手を意識しつつ、それぞれがご飯づくり?

自分のしたいことを中心に、互いの行為に影響も受けつつ、並行遊びをする姿も多く見られるようになりました。

一緒にね!が、何をどこまで一緒だと感じているのか、大人にはわかりにくいけど、何だか楽しそうに似たことをしています。

「誰かと一緒」を欲するようになった遊びの姿が、成長を感じさせます。

あんず組の子どもたちは、3~4人の仲間で遊んだり、皆で集団で踊ることを好んだりと、自然に「人と関わる」ことが生活の真ん中にあります。

子ども達たちが生活の中で体験している様々な場面が再現のテーマになっていて、見ていて「ああ、そういう感じで受け止めているのね」と、何気ない日常のことでも子どもが抱いているイメージが垣間見えることもあり、大人も勉強になります。(笑)

今、あんず組では保育園ごっこが流行っています! 写真ではお伝えしにくいのですが、主に送迎のやりとりがメインで、子ども、保護者、保育者の役に分かれて「今日も元気で過ごせています!」「今日はうんちが出ました!」「お手紙があります」など、日々の送迎の様子を細かく再現しています。

大人同士のやりとりも、本当によくみているのだなあと私たちも自覚させられます。苦笑。

子どもたちだけでカードゲームをするようになりました。大人の助けを借りなくてもルールを理解し、「勝ち負け」という結末があることを楽しめるくらい大きくなりました。

また、電車ごっこもリアルに線路をつなげて、「JR線だよ」などイメージを形にしながら友達と共有する遊びが展開されています。

この1年で、乳児っぽさがなくなり、幼児への成長を遂げて、4月からは幼児クラスに進級ですね。そんな姿をとても嬉しく感じます。

もうすぐ進級㊗️りんご組🍎

3月に入り,子どもたちは机上の遊びにも興味を示す姿が多くなりました。

指先を使い、形を合わせたり、向きを試したり、色の分類に気がついたり、自分の「認識」を確認し、広げるように知的な遊びにも面白さを感じているのでしょう。

 一方で、個々のそうした遊びをしながらも、これまで以上にお友だちとの関わりも増え、「○○ちゃん遊ぼう」と誘う声も聞こえるようになりました。

誘っているはずが追いかけっこになることもありますが、「やりたいことを分かち合う」かのように、一緒に遊ぶと心地よい相手を自然と見つけているように感じます。

また、最初は個々の子どもがそれぞれの興味によって室内遊び、戸外遊びでも散らばって遊んでいるのですが、お友達が楽しそうにしている様子を見ると、それぞれが自分の興味に合わせて遊びに加わったり、誘われて行ったりと、段々に子ども自身が「誰かと一緒」「共有するともっと楽しい」ことへと意識を向けて互いに動いている様子がうかがえます。

写真でも垣間見えるように、子ども同士がしている遊びにもそれぞれのテーマやストーリーがあるのだと気づきます。大人が見ていてもイメージがわかりやすい遊びが多くなり、また繰り返し相手を変えながら展開していっています。

普段、経験したことが記憶に残り、時間や場面を越えてイメージとして表現できるようになってきた成長のあかしですね。

戸外遊びでは、変わらず元気に身体を動かす遊びが大好きです。

変化したのは、走りまわって粗大運動の満足を満たすという動きだけでなく、吊るされた風船にねらいを定めて叩いたり、並んだものに合わせて自分も友達も一緒に入るなど、状態に自分の側を合わせる機能を意識しながら身体を使うことを自然にするようになっていました。

「こうしたい!」と思っても、モノもヒトも自分が思うようには動かず「うえ~ん!」となることが、とても少なくなってきました。

自分を調整できることは、当たり前ではなくて、こうして生活や遊びを通してその子なりのペースで育っていくのですね。

りんご組からあんず組への進級時期は、赤ちゃん時代から幼児期へとさしかかる発達の転換期でもあります。機能的に何かができるようになることだけでなく、体験からの記憶や情緒を伴う想像に創作が加わった、この時期ならではの非認知能力の発揮、高まりが著しくなっていくことにも注目していきたいと思います。

この時期に、子どもに必要な時間や機会をたくさん持てるように保育を継続して実践していきたいと思います。

卒園遠足👣子どもの国へ

待ちに待った卒園遠足の日。

子どもたちは、「後○回寝たら遠足だね」などと期待を持ちながら当日を楽しみにして過ごしてきました。

遠足では、『保育園外という開放感の中で、活動を楽しむ。』

『交通機関や公共の場での過ごし方を意識し、ルールを守りながら、友だちや保育者と普段できない活動を楽しむ。』

というねらいを持ち、行ってきました。

遠足の前日などは天気が悪く心配していましたが、

子どもたちのパワーで当日は快晴になりました!

さっそくバスに乗り、こどもの国へ出発。 景色を眺めて話したり、何をして遊ぼうかなと話したりと会話が弾むバスの中

ダイヤ組、クローバー組でペアになって座ります。道中よろしくね~👋

「なんかわくわくする~」と、つい言葉に出ちゃうほど、みんなでバスに乗って出かけることが嬉しい様子。

この笑顔、表情が気持ちを表していますね😊💖

まずはみんなで園歌を歌い、その後はゲーム大会!

○×クイズでは、食べ物や動物などこどもたちの親しみのある内容です。

勝ち残り制なので、内容も段々難しくなっていく中「当たった!」「間違えた~」と盛り上がっていました!

ダイヤ組の子どもたちも、言葉の成長を裏ずけるように、バスレクのしりとりゲームもバッチリでした👌

道路が少し混んでいて、子どもの国に到着するのが予定より遅くなってしまいましたが、行先に楽しみが待っているので、長めの車内時間も最後まで落ち着いて過ごせていました。

やっと子どもの国に到着!まずはトイレで用を足し、お腹が空いては思いっきり遊べない!と、さっそくお昼ご飯。

「唐揚げ入れてもらったの!」と、お互いのお弁当自慢もしながら、モリモリ食べていました!

「お父さんがつくってくれた~」と、とても嬉しそうにおしえてくれました💖

「寒いけど美味しい~」

「食べるとあったかくなるよ!」😉

自分たちでシートやお弁当を準備し、お弁当の中身をリクエストして決めてきたことや、どこで買い物したなどのお弁当談義を交わしながら、和やかに、でもモリモリ食べていました。(笑)

忙しい中、子どもたちのお弁当を作ってくださった保護者の皆様の想いが感じられる美味しそうなお弁当を子どもたちはたくさんほおばっていました。

遠足で来た集団は、戸外でしかお弁当を食べることができないので、北風が強く、食べやすいとは言えない条件にもかかわらず、『寒いね』と言いながらも笑顔で完食!

大人の方が「寒いよね~」と、少しテンション下がっていました。

やっぱり外でみんなで食べるごはんは美味しかったね♪

お腹いっぱいになった後は、アスレチックに移動!

大きなアスレチックに子どもたちも大興奮でした。

足を踏み外さないように慎重に渡る子、大胆に進んでいく子、

それぞれが開放感の中で全身を使って遊びました!

螺旋階段を3階分くらい登る滑り台は、かなりの高さがあり、ダイヤ組の子は少々怖がる姿もありましたが年長児のクローバーさんが「一緒に滑ってあげるよ!」など年長児の逞しさや異年齢での関わりが見られました。

滑り台とアスレチックの組み合わせで、渡り歩いて、登って、滑って、と迷路のような遊具を端から端まで行き来して、大はしゃぎで楽しみました。

最初は怖がっていた子も、気がつくとスイスイ自分で登り、滑り降りていました。

子どもの国には、戸外に長~いまっすぐな滑り台もあります。

その滑り台に子どもたちはドはまり!

下から見上げて「わ~!高い~」「長いね~」と、目はキラキラ。。

『こんなに長い滑り台始めて、早くやろ!』と口々に話す子どもたち。

滑るために上までのぼっていくのにも中々の距離がありますが、そのスリルに魅了され、繰り返し滑っていました。

大人からみたら、なかなかハードなインターバルトレーニングだと思うのですが、子どもたちはへばりもせずに「もう1回行く!」と、みんな7回、8回とかなり繰り返してチャレンジしていました。

たっぷり繰り返して、そろそろ予定していた園内の汽車に乗る時間も近づき、ちょうど他の園児が滑り台にやってきたところで、長~い滑り台を後にしました。

最後は、汽車に乗って「子どもの国ワールド」を体験しました。

汽車が走る森の中に、楽器を持った動物たちがいるよ、見つけられるかな?というアナウンスを聞きながら「あ、いたいた!」「うさぎが笛もってた」と、探すことを楽しみました。

たくさん遊んで、満足気なこどもたち。

最後は、入り口の前でみんなで記念写真を撮り、いっぱい遊んだ満足感を感じながら、子どもの国を後にしました。

帰りのバスにも「おやつを食べる」という大きなお楽しみが待っています♬

「おやつは3つまで」という約束の中、何日も前から「私、僕は○○!」などと持参するおやつを熱弁する子もいて嬉しさいっぱい! 子ども達の期待感としては、実はこのおやつがクライマックスだったようですね。(笑)

食べている時は、黙々と味わいながら食べる姿やお互いに交換したり友だちに分けたりと子どもたちの仲の良さも見られました。

準備等、保護者の皆様にご協力いただきましてありがとうございました。

こどもたちにはきっと良い思い出になったと思います。

ひな祭りお茶会🎎

3月3日(月)桃の節句の日にひな祭りお茶会を行いました。 この日は特別に障子戸やお雛様の絵柄の扇子、お香立や、桃や菜の花が飾られ、いちご組の部屋がお茶室になりました。

最初にお茶会にやってきたのはあんず組の子ども達です。

ドアを開けると、いつもと違う部屋の様子に目が真ん丸になっていました。赤い毛氈に座ると一緒に座る美緒先生や智子先生の様子を見ながら自然と背筋が伸び、何も言われていないのですが、かしこまって座っていました😉

お茶が運ばれてくると、興味深々でお茶碗の中を確かめてから一口。意外とお口に合ったようで、「おいしい」と嬉しそうな顔が見えました。

でも、中には「いつもの知っているお茶じゃない?!」ので、警戒心で「いらない」とお断りしている子もいました。(笑)

子ども達の前にお茶菓子が運ばれてくると、「たべていいの?」と大人に聞いて食べ始め、ひなあられや松露という特別なお菓子の味にニンマリ😊

「あま~い💖」

「あられってしっているかな?」と指しだされても、何だか慣れない雰囲気に、「それ食べられるの?」というような尻込みも見られました😅

「おそるおそる・・」という言葉がぴったりのお茶の飲み方で、2歳児にとっては、こうした初の体験は、大冒険なのだな~とあたらめて感じます。

「にがくないの?」

「うん、けっこういけるよ」という感じ。😄

「めっちゃみどり!」

お茶を頂く前は、見た目に対してどんな味を想像しているのかな?

次にお茶を頂くのははハート組です。

初めてのお茶会なのはこちらも同じで、最初に来たグループの子は周りをきょろきょろと見ながら座っていました。

中には「あ、おばあちゃんのうちにもあった!」と体験したことがある?子もいたようです。

おしゃまな女の子たちが中心のグループは、エツ子先生のお点前を見ながら「あれはなに?」と質問したり、一つ一つの所作に興味深々。じ~っと注目しながら見ていました。

回ってきたお茶菓子を自分で選んでお懐紙に乗せる時、「なんことっていいの?」「これもいいの?」と嬉しそうに取っていました。お茶はどうかな?「みどり!」「なんか、あっつい!?」などと言いながらも挑戦してみて「あ、おいしい!」という声も聞こえました。

ダイヤ組は、昨年も経験済のため余裕があります。“亭主”のエツ子先生がご挨拶をすると、「はい」「ありがとうございます」などと返事をしながら聞いていました。

1年振りのお茶会ですが手順を覚えている子もいて、「おかしはつぎのひとにまわすんでしょ」などと言いながらお茶会をたのしんでいました。お茶のお味が気に入った子が数人、2回もお代わりして飲みました(笑)。

お抹茶は「ちょっと苦いけどおいしい!」と、ダイヤさん女子には好まれていました。

「飲み終わったら、お茶碗のふちをさっとぬぐって・・・」と、教わったお作法をしっかりやっていますね。

少し緊張感もある中で、お作法もやってみて、美味しいお菓子とお茶を頂いて、自然に「うふふ」と笑顔が出ちゃうようです。

キャッキャとするのでもない、不思議なテンション高めのダイヤ組の子どもたちの姿に、とても成長を感じる雰囲気でした。

飲み終わっても、他の人のお点前が終わるまで静かに待つのもお茶会の作法。そのことも十分理解していて、自然に待てました。最後は丁寧にご挨拶して終りました。

クローバー組は小さい子たちがお昼寝をしている間にゆっくりお茶会をたのしみました。お茶菓子がとてもおいしかったようで、お代わりを頂く子が多数いました。

昼食後、間もなかったけれど甘いものは別腹だったようです。

すでに「場」の緊張感は知っていて見通しの在る年長さんは、正座で身を正しながらも期待の笑顔が出ていますね。

お菓子をとる時も、「他の人に回すことを考えてとってね」と言われ、「すると、いくつまで大丈夫なんだろう?」と、真剣に迷っていました。(笑)

「少しとっても、また菓子皿は回ってくるからね」と再度教わり、「あ、な~るほど。」と、お代わりを頂く作法の流れも改めて知りました。

「では欲張らず、2,3個かな」「この紙に並べてのるだけだよ」と、小声で相談。

お茶が来る前にこのお菓子は食べていいので、1づつ味わいながら、エツコ先生のお点前を眺めたり、隣のお友達と顔を見合わせて微笑んだり、和やかなお茶会の雰囲気を堪能していました。

みんな想像以上に上品に振る舞っていて、やんちゃだったボーイズも内面から成長したなあ~と感動するくらいの立ち居振る舞い方でした。

お茶を振舞われるだけでなく、自分でもお点前にも挑戦しました。

エツ子先生に教えてもらいながら見よう見まねでやってみます。その顔は真剣そのもの。自分でたてたお茶は格別だったことでしょう。