絵と音楽の会♬🖍

7月9日(火)くるみ組のスペシャル課業として「絵と音楽の会」が行われました。

スペシャルゲストとして画家の大野隆司さん、マリンバ奏者の藤本亮平さん、アコーディオン奏者の岩城里恵子さんを迎え、 “人はなぜ表現するのか?!目指せ、草間彌生&エミリウングワレ?!” をテーマに、表現することの自由を存分に発揮してほしいという意図での企画です。

当日、くるみ組メインの部屋に大きなマリンバをはじめとした楽器と、床一面に貼られた白い模造紙が準備され子ども達を迎え入れました。

いつもと違う室内の様子にちょっと戸惑いながら入ってくる子も、期待いっぱいの表情の子もいて、最初はちょっと緊張気味。

最初に画家の大野さんから、絵を描く時、「人の邪魔はしないこと、今日は○だけを好きなように描くこと」という2つのルールの説明があり、その後、自分の好きな色のクレヨンを2本持ってスタート!

白一面の広い場所。「え?のっていいの?」と裸足で遠慮がちに模造紙の上を歩き、最初は何となく皆、端っこで絵を描き始めました。(笑)

ぐるぐるの◎をたくさん描いていく子ども達の動きに合わせるように、マリンバとアコーディオンの演奏が始まると、迫力のある音にちょっとびっくりして「わー、びっくりした!」「なんの音?」という声も上がりました。

それでも、慣れてくると音楽に合わせて動きが自由になっていきました。

穏やかな曲の時はゆったりと、少しリズミカルな曲になると大きな紙の上を大きく動きながら大きなぐるぐるを描いて・・・。踊るように軽やかに動きながら描いていきました。

大きな○、小さな○、塗りつぶすように描かれる○、渦巻きのような○。同じ○でもその子によって全く違った無数の○が描かれていきます。

たくさん描いたぐるぐるで紙の上がいっぱいになったところで、「音に合わせて踊ろう!」という声がかかりました。戸惑う子がいるかな?とみていましたが、そこは自由な子ども達。すぐに反応して音楽に合わせて踊っていました。

クレヨンはこれでおしまい。ここからは手足をきれいにして音楽を楽しみます。楽器の前に集まって星空をイメージした曲を聴きました。マリンバとアコーディオンが奏でる曲を横になってじっくりと聴いていました。

この後は楽器の体験です。

アコーディオンの鍵盤を子ども達が順番に押してみると、その音に合わせて岩城さんが伴奏をつけてくれて、まるで即興で演奏できている気分に!

子どもたちは他の子が体験しているのを見ながらアコーディオンの動きの仕組みや、音が家具に反響するのに注目し、アコーディオンに興味深々な様子でした。

次はマリンバです。

なかなか普段見ることができない大きなマリンバ。その大きなバチはマレットといいます。藤本さんが子どもたちも使えるマレットをたくさん用意してきてくださいました!

子どもたちは、そのマレットを持って藤本さんを真似て、マリンバの鍵盤を叩いてみたり擦ってみたり。自分の動きで音が出るのを嬉しそうに試していました。

最後は音楽講師の西澤先生、私たち職員も入って「怪獣の花唄」を演奏し、子ども達も一緒に「どんどんどん」を歌ってフィナーレを迎えました。

集中して楽しんだ子ども達。会が終わってから食事や午睡になりましたが、すっかり満足して集中力を使い果たしたのかとても静かに過ごしていました。よい経験は、よい充実感を生むのだなぁと子どもたちの姿を見ながら感じました。

午後からは余韻に浸るように「楽しかったー!」「あれ(たくさん描いた○)はかたつむりだったんだよ」「私は色を混ぜたんだよ」などと感じたこと、やったことをたくさん話してくれました。

子ども達の表現した絵は旧園舎の階段や踊り場に貼ってあります。ぜひ、子ども達が発揮した自由な表現をご覧いただけたらと思います。

七夕お話し会🎋

7月5日に七夕のお話会を行いました。

 7月7日の七夕にちなんで、子ども達に七夕という行事について知ってもらう機会にしたいということや、物語の中に同化して一緒にお話に参加することを楽しんでほしいというねらいを持って「たなばたバス」のお話をペープサートにして演じました。

今回は、初めてハートさんもお話会に参加します。

ダイヤさん、クローバーさんが先に座って、「お話し会の雰囲気」をすでに作っている中に、ハートさんを迎え入れ、一緒にお話を聞きました。

 これまでにお話し会を経験しているダイヤ・クローバーの子どもたちは、朝から「今日はお話会だよねー」と、わくわくした様子で楽しみにしていました。

 朝の戸外遊びから戻って水分補給や手洗いもいつもより素早く済ませ、スタンバイok!

子どもたちのわくわく感に押されて、予定より早めに会がスタートしたくらいです(笑)

 お話が始まると、擬人化されたバスやネズミの登場にすぐさま反応し、お話しの最初から大興奮の子ども達でした。

 物語の中に自分たちも入り、「同化する」体験をしてほしいなあと、演じ方に工夫したかいあって、出発するバスを助けようと、一緒に掛け声をかけてバスの発車を手伝ったり、織姫様がたんざくに書いた「彦星さんに会えるよう・・晴れますように」というお願い事を叶えるために、みんなで手をぐるぐる回して風を吹かせ、雨雲を吹き飛ばしたり。

そうして無事に彦星さんに会うことができたお礼にともらった、100人分の大きなスイカをみんなで「よいしょ!よいしょ!」と掛け声をかけ、力を合わせて釣り上げたり・・・。お話に入り込んでたくさん活躍してくれました。

 お話が終わって「おしまい!」の声に、拍手に交じって「えー、もっと見たかった!」「もうおしまい!?」などという声も聞かれ、子どもたちがお話しを楽しんでくれたことが伝わってきました。

週明けには、早速クラスで年長さんのお話会が行われていました。      

 

 お話しの演じ手でもある保育者としては、「どんなお話しかな?」とわくわくしている、子ども達の期待感に応えながら、「文学体験」としてお話を届けることができたこと、子ども達がお話しの世界観に「同化する」という体験が自然にできたことが、とても嬉しかったです。

そんな経験をしてほしいと思いながら練習したことが子ども達に届いたことで、大人も一つの目的に向けて協力したり協同したりすることを、このお話会を通して学ぶができたと感じました。

その後は、お話しの余韻を感じながら、七夕のわらべうた、「たなばたの」を皆で唄いながら、門くぐりと隊列につながっていく遊びをしました。

「うりや、なすびできげんとる!」と、唱えながら誰かの後ろにつながっていく繰り返しが楽しくて、こちらも大盛り上がり!

皆も、自分のたんざくに願いを託して、七夕お話し会を終えました。

歯科検診をしました🦷

6月27日に歯科検診が行われました。

10時過ぎに園医の細谷先生が来てくださり歯科検診が始まりました。

まず始めは0,1歳児から。部屋に入ってきた歯医者さんと伸先生の姿を見つけると何が始まるのか?と気になっている子、人見知りで“知らない人がいる!!”と早速泣き始める子、と様々な様子の子ども達。

いざ検診が始まり、自分の番が来ると泣いて訴える子、泣かずにできた子と半々くらいでした。自分の番の時は泣いていた子たちも、他の子の時には最前列を確保して興味津々で見ていました。

次は2,3歳児。

なんとなく、痛いことはされないということはわかっていても、少し不安げな子もいました。

部屋で個々の遊んでいる中で検診がスタート。

自分の番が来るまでは少し離れたところで様子を見ていた子ども達。でも、やっぱり歯医者さんがしていることを近くで見たくて、検診をしている辺りはギャラリーのように子どもたちが集まっていました。

終わった後は、自分たちでも真似をして歯医者さんになりきって「あーんして」「ここは虫歯です」などと言いながら遊ぶ姿もありました。

そして最後は4,5歳児。順番に事務所に来て診てもらいました。

さすがに泣く子はいないものの、緊張感の表現が人それぞれでした。

事務室に入ってくるときから口が開いている子、顔は笑っていても手に力が入ってギューッと握っている子、緊張に耐え切れずつい笑ってしまう子、

どうしても口の空き方が小さくなってしまい、「わかった。僕が頑張るね(笑)」と先生の側が体を縮めたり姿勢を変えたりしながら口の中の様子を見てくれる、なんてこともありました。

終わった後は、検診で使った歯を見るミラーをもらって、「なんだか嬉しい」気分になり、すっかり緊張感がとれていました。(笑)

今回の検診では、虫歯のある子が少なく、よく歯磨きができているというお話でしたが、最近の子は顎が小さくなってきているため、大人の歯がきれいに生え揃わず歯列矯正をする子が増えてきているということも伺いました。

子ども達の様子を見ていても歯医者さん慣れをしている子が多いなという印象を受け、保護者の方々の意識の高さを感じました。

歯は一生もの。特に永久歯に生え変わっていく幼児は継続してケアしていきたいですね。

避難訓練実施!

6月10日、避難訓練を行いました。

保育園の給食室で火災発生!…という想定での訓練です。

副園長の伸先生が「火事が発生しました。あわてずに園庭に避難しましょう!」というアナウンスがされると、ちょうど園庭で遊んでいた幼児の子ども達は担任の「みんな集まってね!」という誘導に従い、とてもスムーズに園庭の中央に集まることができました。

 次に集まってきたのはあんず組。砂場から大人や子ども同士で手をつないで避難してきました。初めての避難訓練だった子もいましたが、泣くこともなく落ち着いて園庭まで移動できていました。園庭に来てからも、大きな子に倣って動き回ることもなく、集まっていました。

最後にたくさんの大人に抱っこされたり手をつながれてやってきたのはいちご・りんご組。

給食の先生などあまり顔を合わせることがない大人でも、落ち着いて移動できました。大泣きするかと思いきや、“何が起きたの?”とキョトンとしている感じの子ども達でした。

皆が無事避難を終え、人数報告をしたところで副園長先生から「お・か・し・も」の話がありました。

「お・か・し・も」は何のことかわかる?と尋ねられた子ども達。「わかるー」と言いながらも答えは「お菓子!」「チョコ!」と食べ物を連想した声も聴かれましたが。(笑)

改めて、「お」は押さない、「か」は駆けない(走らない)、「し」はしゃべらない、「も」は戻らないという話を聞いて、避難をする時の大事なポイントを皆で確認しました。 「お、は?」「押さないだよ!」と、ちゃんと覚えている人が多数のくるみ組の子ども達。 さすがに避難訓練の意味もよく理解していて頼もしいですね。

 子どもたちの、避難訓練はここまで。小さい子たちはクラスに戻っていきました。

最後までしっかり歩こうね、と上手に手をつないで列になって歩けました。

そのあと、先生たちが行ったのは消火訓練。

くるみ組の子ども達が見守る中で、実際に消火器を使って火を消す訓練をしました。

挑戦するのはくるみ組の路美先生と舞雪先生。

最初に防災会社の方に消火器の使い方や、燃えている火のどこをめがけて噴射するのかなどをレクチャーされ、いざ、消火器を持って、構えて、火の下の方を狙って、発射!!

火に見立てた札が倒れて無事に消火成功!!

子ども達からは拍手が起きていました。

今回の避難訓練は今年度初回の実施訓練だったので、訓練が終わってから職員間ではいくつかの点を改めて確認しあいました。どうしても逃げるのに時間がかかる0.1歳クラスは今回、避難するまでに5分ほどかかっていました。「ちょっと遅かった・・・」

小さな子どもは移動に大人の手がたくさん必要です。そこを改善するために、他クラスや給食から職員が急いで手伝いに行くということを再確認しました。

幼児の子どもたちは、「火事の時の逃げ方は?」「地震の時はどうしようか?」と、災害の内容に応じた避難の仕方のお話しを真剣に聞いていました。

避難訓練の後には、保育園の防災ベルが正しく作動するか、消火器はちゃんと使えるようになっているかを、防災会社の方が1つずつしっかり確認してくれました。

いざと言う時に使えないと大変だものね。

地震や火災は、いつ起きるかわかりません。いつ何が起きても子ども達の安全を守れるように、日頃から意識を持ち合って保育していきたいと改めて思いました。

親子レク運動会!

6月1日土曜日の親子レク運動会は、数日前まで台風1号が発生した影響で、週間天気予報は雨マークと曇りマークが微妙な感じでした。

職員は、毎日天気予報とにらめっこ。

毎日、運動会の天気を心配しながらも、ダイヤ・クローバーの子ども達は「絶対晴れにする!」と、念を込めて「てるてる坊主づくり」に励んでいました。〈念のこもったテルテル坊主は個性的でユニークですね)(笑)

そのてるてる坊主のおかげで、当日は「やった~!いい天気!」と、爽やかな運動会日和になりました! 

今年も観客席は超満員!多くの子ども達とその家族、卒園生が参加してくれました。

朝から子ども達は元気いっぱい。お家の方と嬉しそうに登園してきました。開場を待ち構えてにぎやかです。

今年の運動会は、各クラスの担任の先生による応援合戦からスタート。先生たちの掛け声に合わせて、「がんばるぞー おー!」「えいえいおー!」と、元気なエールが! さあ、みんなで応援しあって、はりきっていきましょう!

クラスごとに手作りのうちわも担任手作りでした!

その勢いのまま、ラジオ体操、ダイヤ・クローバーさんのダンス「エジソン」とプログラムは進みます。

幼児が、毎日体操で行っているダンス曲「エジソン」。4月から踊ってきたので、どの子も張り切って踊っていました。

シンプルな動きのようでも、曲に合わせてジャンプしたり止まったり、意識した身体のコントロールが必要なんです。

1歳児いちご・りんご組は、コアラの親子に変身。親子で障害物競走にチャレンジしました。親子でコアラのお面をかぶってもらいコアラの親子に成り切ってもらいました。そのほのぼのとした様子に、場内からは、「かわいい~」「癒される」といった声が聞かれました。

かわいいコアラのお面をかぶってお父さんやお母さんに抱っこされた子ども達。

むしろお父さんの方が嬉しそう❣

たくさんの人が見ていても、ママと一緒だと安心です。

泣かずに抱っこでゴールできました!

2歳児あんず組は、今年もキャタピラレースに参加しました。戸外遊び中に、担任の先生やクラスのお友だち同士で楽しそうにキャタピラで遊んでいた子ども達。本番は、というと…。

子どもは無邪気にカメラ目線!(笑)

大人は・・意外に四つ這いはキツイ・・頑張って!!

そして、斜め前方に進みたいけれど「前がみえな~い」と、あわや衝突の危機が! 競技に伴走している職員に誘導されて上手に回避できました。

3歳児ハート組は、お買い物レースに出発。まずは3つの品物が描いてあるカードを拾って、たくさん並んだ品物の中から同じ種類の物を探し出し、かごに入れてレジへダッシュ。カードの品物を間違えないでかごに入れていたらOK。レジでチェックを受けてゴール!

親子で「こっち?」「これじゃないよ」などと真剣に見比べながら、楽しそうにお買い物をしていました。

ほのか先生レジは、「こっちこっち!」と、レジからの応援も!(笑)

5歳児ダイヤ・クローバー組は、親子で風船運びリレーに挑戦しました。お父さんやお母さん、兄弟と息を合わせて、ラケットで風船を挟んで運びます。コーンを回って次の親子にバトンタッチのリレーです。 ラケットでの風船の挟み方は、かなり親子それぞれでした。

卒園児のきょうだいと挑むチームもありました!時々ふわふわ飛びそうになる風船に苦戦しながらも、どのペアもお互いのペースに合わせながら無事、運んでいました。

各クラスのレースが終わり、いよいよレク運動会も佳境に入ります。

例年、皆が楽しみにしている親子リレーとお玉運びレース。

卒園児も含めて、参加希望者多数の人気競技です。

みお先生も手を振る余裕を見せながら無事に完走!

卒園児もはりきって! さすが小学生になると、重心を下げてバランスを取るのが上手になっていました!

そして、今年度の障害物競走は、年長組クローバーさんと卒園児や在園児の小学生の兄弟も参加して行いました。ハードルを飛び越え、テープをくぐり、タイヤを渡ってと、障害物をどんどんクリアしていく子ども達。大人だと思わず足がもつれてしまいそうなところですが、さすが!どの子も軽やかに、すばしっこく走っていました。

さて、リレーも白熱しましたよ! 

子どもはもちろん本気で走ります。それに負けじと保護者も本気で走ってくれました!

運動会の団体競技の花形は、やっぱり玉入れ!

卒園児や在園児のきょうだいの小学生チームは、始まる前から「絶対に負けない!!」と宣言していただけのことはあり、チーム対抗戦で年長クローバー組と当たると、スタートの笛と同時に投げる、投げる。玉がどんどんかごの中に吸い込まれ…。終わってみればWスコアで圧勝していました。 さすがです!

最後に入った球を数えるのもドキドキです。

1ゲーム30秒の玉入れで、今年の最高は60級越え!

なかなかの精度でしたね。

最後は恒例の「できるかな」を子どもも大人も、参加者全員が全身で表現しました。

シンプルな動きですが、連続して速く動くところなどはなかなか体力がいりますが、皆、嬉々として全力を出し切りました!

今年は、たくさんの卒園児やきょうだいの小学生が参加してくれて、とても生き生きと競技に臨んでれたので、おおいに運動会を盛り上げてくれました。卒園児のみんなの元気な姿が見れたのも嬉しかったよ! また遊びにきてね。

今年の親子レク運動会も、お忙しい中、参加してくださった保護者やご家族の皆さん、ありがとうございました。

保護者の皆さんにも楽しいレクリエーションだったでしょうか。どの競技にも積極的に取り組んでいただいた姿が、子どもたちに身体を動かす楽しさ、皆で何かする喜びを伝える機会にできたのではないかと思います。

また、子ども達が日ごろ、保育園で取り組んでいる活動の様子を発揮してくれたこと、保護者の方といる時の家庭での様子が垣間見られたことなども貴重な1日となりました。

運動会開催の天気を案じて取り組んだ製作、「てるてる坊主づくり」も、ダイヤ・クローバーの子どもたちが今の個性を十分に発揮したことで、奇跡的な成果をあげました!

「私たちが作ったてるてる坊主が願いを聞いてくれて天気になった!」と、おおはしゃぎする気持ちのおまけつきの経験になったことも、これからの活動への意欲につながるものと思います。

皆さん、本当にお疲れ様でした!