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明けましておめでとうございます

今年のお正月は、とてもいい天気が続いて気持ちがいいですね。
 年末の寒さで体調不良になっていた子どもたち、保護者の皆様はお休み中に回復されたでしょうか?来週から元気に会えることを楽しみにしています。


 昨年は、保育園でも「食べることとは生きること」をスローガンにして、食育活動を様々に行ってきました。栄養士、調理職員の丁寧な指導もあり、子どもたちは事前学習と調理実習をとても楽しく行うことができたと思います。クリスマス会では、子どもたちと作ったクッキーのレシピで作ったクッキーがプレゼントにもなりました。 味わっていただけましたか?


 そんな活動を経て、「食」に興味が高まった子どもたち、お正月はどんな食事をしているのかな?


 日本のお正月に食される伝統的なおせち料理や御雑煮など、経験することも少なくなってきたかもしれませんね。忙しい日常や、普段食べ慣れていないので好みではないことなど、伝統行事にちなんでの食事もしなくなっているのが現実かもしれませんね。
 ちなみに我が家のおせちは。

我が家のおせち

実はほとんど市販のものですが、お正月用の御重にそれらしく盛り付けてみました!😀

ちょっと豪華で、なんだか特別な日な感じでしょう?


実は、こんなふうに季節の伝統的な行事や食習慣を、無理のない範囲で、子どもと家族で楽しむことをすることが、子育てで大切にしたいことなのですね。
子育てを難しく考えずとも、生活の中での自立と社会性はこうしたことで発達していきます。


 親、大人の願いは、子どもが大きくなるにつれ「集団や社会の中でより良く適応していってほしい」という想いが強くなります。こうした願いにより、親は『しつけ』を意識するようになるのですし、もちろん適切な時期に適切な教育としてのしつけは必要になります。


 なぜなら、しつけをすることで、子どもが基本的な生活習慣を獲得し、自立していくこと、社会で適応していけることが、その子の人生の土台となる大切なものだと大人は考えるからです。


 どんなに個性、個人が尊重される社会でも、人間が社会で生きることを否定しては生存していくことができません。自分ひとりで、食べ物、衣服、住まいの全てを創りだすことは不可能でしょう?大人は、先回りしながらも、実はとても当たり前の愛情で心配しているのです。 でも、「しつけ方がわからない」から、時に厳しくしたり、甘やかしたり・・・迷走しがちなるのですよね・・💦

 そう、その心配は現実の側から見たら、とても当たり前なこと。人は生きる上で、必要不可欠である社会という集団がより良く成り立っていくように、その集団におけるルールを持ち、秩序を作って暮らしの調和を保っています。 子どもは、「生活の中の折り目」という生活の仕方や意味を、伝統行事や冠婚葬祭という儀式に触れることで知ること、感じること、考えることを経験していくことができるのです。


 しつける、という堅苦しい緊張感の中で親が子に強いるのではなく、たとえばお正月のように、親にとっても子どもにとっても特別な日に少し「特別なことをする」=日常の中の非日常を味わう体験が、子どもの内面の発達にたくさんの栄養分を与えることになるのです。


 そして、身近な大人と共に楽しく、物事によっては驚きをもって体験した子どもにとっての「特別な日」は、毎日の中で自由に再現できる経験として積み重なることで、子どもに新しい出来事と学びをもたらします。
 このような「強制されない学び」が、日常にあるように、私たち大人が少し生活の中の行事に意識を向けていきたいですね。


 イベント化を求めるのではなく、「行事の体験後の生活」にも続いていく、道具、空間、振る舞い方など様々な学習や知識の獲得が、子どもたちに手渡されていくことを願っています。


 保育園でも、個々の子どもの感じ方、受け取り方、楽しかった場面は子どもによって違うものですが、のちに子ども同士がそれを遊びの中で再現するときに、本当の行事の意味があるのだろうと考えています。
 無理のないところで、伝統や本物に出会うことが、日常に折り目をもたらし、豊かに子どもの感性へと取り込まれていくような子育てを、大人の私たちで実現したいですね!


 今年も、毎日の生活を丁寧に積み重ね、それを発揮できる行事も大事にしながら、子どもとの生活を充実させていきたいと思います。


 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

樹江

小学校体験!

11月、保育園の生活も2期に入り、保育園での生活も集大成! 年長さんは小学校入学に向けての活動も経験する時期になりました。

今回は、年長さんたちが小学校体験・交流会に参加するため、増尾西小学校を訪れました。

まずは通学体験から。

小学校体験:通学体験
小学校体験:通学体験

いつもは自転車や車での登園をしている子どもも、今日は歩いての小学校への道のり。
学校へは歩いて行くことになるものね。
歩きだと少し長い距離だね。 さあ、周りに気をつけながらしっかり歩いていけるかな!
楽しさで、ウキウキしながらもみんな緊張感を持って道路を歩いていきました。

小学校体験 - 小学校到着

さて、いよいよ小学校に到着! 小学校は広いな〜!

小学校体験 校長先生のお話

まずは体育館に集合し、小学1年生の先輩?や、他の幼稚園、保育園のお友達とともに

全体交流会を行いました。

ここで、校長先生のご挨拶を聞くのも初体験!

しっかり聞いて、「はい!」と元気にお返事もできましたね。

小学校体験 - ダンス
小学校体験 - ダンス

小学校の先生方の指導で、ダンスを習いました。

小学校体験 - ダンス

初めてのフリだったけど、ステージの先生たちの動きを真似て、最後は完璧に動けていたよ!

こんなに大勢でダンスすると、なんだかワクワクしちゃうよね〜!

学校のお教室に案内されて、授業体験もしました。

小学校体験 - 授業体験
小学校体験 - 授業体験
小学校体験 - 授業体験

最初に先生のお話(指示)を聞いて、小学生のお兄さん、お姉さんに手伝われながら自分の名前を書いたり、色塗りをしたりしました。

小学校体験 - 授業体験
小学校体験 - 授業体験

「あ〜、ちょっと曲がっちゃった〜」「だいじょうぶ。上手にかけたね!」と、先輩、後輩の会話をしながら集中して取り組んでいましたよ。

小学校体験 - 授業体験
小学校体験 - 授業体験
小学校体験 - 授業体験
小学校体験 - 授業体験

緊張とワクワクの小学校体験を経て、年長さんは自分が大きくなった!という実感が倍増した様子。

小学校体験 - 授業体験

春に小学校に巣立つ日を楽しみにしながら、保育園での毎日を元気いっぱいに過ごしています!

2018年11月30日

園長 日下部 樹江

専門性に依拠した保育の必要性!

一人ひとりの子どもは、様々な個性や特性をもっています。

当たり前ですが、一人として同じ子どもはいません。10人いれば10通りの、100人いれば100通りの違いがあるのです。

保育園はその1人ひとりの子どもたちが、自分らしさを存分に発揮して生活をする場所です。つまり、保育園という場所は「主体の宝庫」。

そして、その主体性を育む援助、指導するという養護と教育の役割を担っていく仕事が保育者の仕事です。

国の基本的な乳幼児の教育理念、保育所保育指針に示されている「環境を通して」保育するということは、個性の違う子どもたちが、主体的に環境に関り自らに必要な経験を積み重ねていくことだと明示しています。

国が進める子育て支援策の一環として新しく改定した保育所保育指針においても、保育園にますますそうした子ども主体、子ども中心の保育の在り方、保育内容は求められています。

その役割を担う保育者は、子どもの発達理解や社会性の育ち、心理、情緒的な成長過程など、個別の子どもの、個別の特性を見極めながら関り、援助していくのです。

また、保育者という存在そのものも、子どもにとっては重要な「人的環境」でもあります。

子どもが関わる保育者は、否が応でも子どもに影響を与えざるを得ません。

では、保育を担う私たちは、子どもたちをどんな人間らしい世界へといざないを進めていくことができるのでしょうか?

ある教科書では、『保育者は、文化的に価値の高い経験が可能になるような環境を構成するとともに、幼児を意味ある経験へと導き、幼児自らの世界を広げていくための旅の案内人にならなければならない。』と、その重要性を説いています。

こう考えると、保育者という職業は、そもそも簡単な仕事ではありません。

深い子ども理解と、子ども理解の根拠となる人間発達の科学的な知識の習得、それを子どもの興味関心に照らし合わせながら活動として構成していく技術的な力量、多義にわたる分野の終わりなき能力を、人格的に根気強く自分への研鑽を積みながら、専門性を1歩ずつ高めていくことが必須なのです。

子どもの育ちに無限の可能性を感じ、保育者としての自分も自らより良く成長していきたいと願うことから、子どもとの信頼関係も生まれます。

子どもがより良く育つことと共に、一人ひとりの保育者もまた、個性を発揮し持ち味を生かしながら、高い専門性をもって保育を築いていくことが保育園の切なる願いであり、常に意識している目標です。

2018年10月24日

園長 日下部 樹江