縁日あそび

 8月13日は親子での水遊び会(1回目)の予定でしたが、天気予報は大雨のまま。天気には勝てず、残念ながら中止することにしました。

 その日をどう過ごすのか?を考える中で、楽しみにしてくれていた子どもたちと、何か楽しめることをしよう!ということになり、急遽、あんず組、くるみ組に向けたミニ縁日を企画しました。縁日の遊びは、魚釣り、的当て、金魚すくいとうちわ作りが用意されました。

 当日、縁日の準備ができるのを待つ間、子どもたちは、みゆき先生が出す、縁日がテーマのなぞなぞに挑戦。「なーんだ?」と問題が終わるか、終わらないかで意欲満々!前のめりで答える子どもたち。「すぐわかっちゃうんだね」の大人の言葉に「まあねー」と得意げでした。

気分も高まったところで、満を持して大きい子から縁日会場となったくるみの部屋へ出発。到着した子から各コーナーの説明を聞いて、早速、好きなもの、興味のあるものに各々向かい遊び始めました。

 的当てコーナーでは、子どもたちとルールを決め、線の上から二人ずつ投げること(的から近い線は簡単なので小さい子、遠い線は難しいので大きい子向け。同じ遊びでも難易度が変わるのが楽しいところ!)的によって違う点数がついているので、一回に5球投げて何点になったのか、スコアをつけてみることに。

 ますます白熱したのが大きい子たち。サイドスローからビュンビュン音がするくらいの威力で投げ、その威力で的が吹っ飛ぶくらいの大迫力でした。そんな大きい子たちの姿を見ていたあんずさん。自分で届く距離の近さで的を倒して大満足♪「倒れたよ」とニコニコしながら大人に教えてくれました。大きい子と違って「倒すこと!」が最大の目的なのはご愛嬌(笑)

  【写真2】

 魚釣りコーナーのポイントは「本物っぽいこと」。海のような青いマットに、図鑑から出てきたリアルな魚。飛び石の上に乗って釣り竿で魚を釣ります。

 高い飛び石も低い飛び石もあって、長い釣り竿も短い釣り竿もあって、自分で難易度を選べます。落ちないように気をつけながら、狙った魚を釣ろうと集中している子どもたち。的当てとは違い、静かな時間が流れます。釣り名人が何人もいて、たくさんいた魚が海からいなくなることも。慌てて、その場で新しい魚を工作。磁石がつく金具を小さくした、より釣るのが難しいスペシャルな魚も登場。キャッチ&リリースしながら釣りを堪能しました。     

 

 

また、小さい子が初めに取り組んでいたのはうちわ作り。真剣に気に入ったシールを吟味して貼っていく子どもたち。丸シールをきれいに並べて貼っていって模様のようにしていく子や、大胆にクレヨンで描いていく子、と個性的なうちわができあがりました。色々なデザインのものを作ることを楽しんで複数作った子もいました。

 更に金魚すくいに夢中になったのはハートさんの女の子たちが中心で、長い時間をかけて楽しんでいました。

 とにかくたくさんすくいたい!もう、この際、すくわなくても手づかみでもいいから数を集めたい!みんなで競うように数を確かめて、入れ物いっぱいに集めて、それこそあふれそうなくらいに入れて。数を数えてもらって大満足。「せんせい、またいっぱいになったよ。」「さっきより多かったね。」一度戻してまた集めて、という状況が長く続きました。

 よく見ていると、段々に数だけでなく、同じ種類の物、同じ色の物、友だちと同じ物を探す子、というように、選び方に個性やこだわりが見えてきました。

  

 今回の縁日は、まずは子どもたちが、やむなく行事がなくなった、でも、楽しいことを経験できる機会を作ることができたこと、そして、子どもたちもお盆で人数が少ないことも重なり、じっくりとやりたいことに取り組むことができたことは良かったと思います。

 また、保育者の側としては、時間がない中での準備、当日を迎える中で、咄嗟の判断や協働を求められる場面があり、そういう中で何を考えるのか、ということを保育者同士が日頃の子どもの姿を思い浮かべて考え合う機会でした。子どもたちのために、そのことをまた次の活動に生かして、子どもたちのためにたくさんの充実した経験をする機会を作っていく、「より良い実践」への大人同士の協同の力として高めていきたいと思います。

認可保育園 キッズエンカレッジ
キッズエンカレッジ

七夕会

7月7日(水)に幼児クラスで七夕会を行いました。

クローバー・ダイヤ組の子ども達が星形を切って貼り、飾り付けをしたお部屋にハート組さんを迎え入れると、これから始まるであろうお話に、子ども達はみんな興味津々。

するとそこで“ミーンミン・・・”とセミの鳴き声が響き渡り、「7月7日はまほうの夜」のお話が始まります。

今回のお話は、パネルシアターとペープサートの両方を使って表現をしました。

小学2年生のりえ・みな・ゆかの3人と不思議なおばあさんが出会い、7月7日の七夕の夜にどんなことが起こったのか!?・・・

いつものお話会と比べると、少し長い内容のお話でしたが、子ども達がお話を見て想像をふくらませたり、言葉の理解と結びつけて文学を聴いたり、観たりするということをねらいに、効果音や演出の仕方を工夫して演じていくと、子ども達はそれぞれに反応を示してくれました。

少し難しい言葉や聞き馴染みのない言葉でも、その言葉や情景がイメージできる効果音があることによって、物語の理解を助けることにつながり、お話のシーンごとに臨場感を感じながら、お話の展開に聞き入る子、自分の気付いたことを口にする子・・・と七夕のファンタジックなストーリーを楽しんでくれたようです。

お話が終わり、お昼の給食は七夕の行事食。

星形の具材が飾り付けられたそうめんやキラキラ輝くフルーツポンチに大喜びの子ども達。いつもよりもスペシャルな給食に、どんなことを感じながら美味しく食べたのかな?

午後、おやつのあとはもう1度みんなで集まり、わらべうた遊びをしました。

(♪オエビスダイコク)

(♪そうめんにゅうめん)

で少し遊んだあと、いよいよ七夕のわらべうたです。

(♪たんじたんじ)では2人組になりながら、どんどん相手を入れ替えていきます。“次は誰にしよう!”“あっ!また同じお友達だ!”と何度も繰り返しながら、たくさんの友達や先生たちとペアになって楽しみました。

(♪たなばたのかみさん)では、歌に合わせてつながる相手を見つけ、どんどんつながっていきます。つながる時のジャンプ!を続けていき、あっという間に長い列が!
“誰につながろう?”“あれ!誰もいない!”“つながると歩きづらいなぁ~!”とワイワイ大盛り上がりです。

みんなでつながり、大満足のあとは(♪大波小波)(♪いなかのおじさん)を歌いながら、小さいハート組さんからその場をあとに。

 

その後、お部屋を移動して、描画の製作ができるように大がかりなお絵描きの準備がされていました。

黒い大きな画用紙にクレヨンを使って好きな絵を描いたり、星のシールを貼ったり、いつもと違う、皆で大きなキャンパスに描くことに子ども達の表現欲がムクムク!!夢中で描く姿は画家のようでした。

天の川や織姫、彦星の世界に想いを馳せたのかな?

できあがった作品は、後日階段に飾りました。

また、例年、子ども達も飾り付けを楽しみにしていた本物の大きな笹竹での七夕飾りは、コロナウィルス感染防止対策上、衛生管理がしにくいことからも断念することとなりました。そのかわり、それにかわる“玄関に天の川を創ろう!”とまずは保育者が装飾の下づくりをしました。

クッションペーパーを黒く染め、夜空に見立てる工夫や、星空と七夕飾り、子ども達の短冊が“天に帰った織姫さま”へのファンタジーへとつながるように、アイディアと技術を駆使して飾り付けられました。

大人の願いのこもった大きな天の川に、子ども達の可愛い願いや決意表明!?(笑)がたくさん飾られ、子ども達や保護者のみなさん、卒園児など、たくさんの方々の願いが込められた色とりどりの短冊がとてもキレイでしたね。

 

幼児の子ども達が一生懸命に自分で書いた願い事を見てみると、自由な発想や表現に驚かされ、改めて子どもの尊さを感じ、心がほっこりしました。

みなさんの七夕の願い事は叶いましたか?

七夕の活動を通した経験が、子ども達の興味を広げたり、想像力をふくらませたり・・・と子ども達の成長・発達につながり、保育園での行事や活動に更なる期待を高めて、園生活を送ってほしいと願っています。

認可保育園 Kid's Encourage

お話し会

 6月18日に幼児の3.4.5歳児が毎月楽しみにしている、お話し会が行われました。
 今回行ったお話の内容は3つです。

  • 「かやぶき屋根の家」(ぐるぐる話)
  • 「むしばはなぜできるのか」(絵本)
  • 「うごきのはなし」(プロジェクターをつかった動き模倣)

 まず、ぐるぐる話がどのようなものかといいますと、「これはかやぶき屋根の家に住んでいるおじいさんです」のように、言葉のつながりでできているお話です。
『かやぶき屋根の家に住んでいるおじいさんの次におじいさんの馬が出てきて、馬の馬糞が出てきて・・・』というように、お話に、お話の続きが展開されていくのが、ぐるぐる話です。つながるお話の面白さだけでなく、文法でいうと「前の構文の内容にもとづいて、次の構文の理解(解釈)をしていく。」という、簡単な文章の組み立て、基本的な構成を、お話を聞きながらしっかり学んでいるのですね。

 普段、子どもたちは何気なく会話ができるようになっていて、幼児は子ども同士でも、お互いの意思疎通は十分にできる語彙の獲得をしています。その話し言葉が学童期に向かう中で、「文章を読んで正しく意味を理解する力」=読解力に結びつくことも、お話会で様々な形で文学活動をしていくという、「幼児期に楽しく学ぶ経験」ができるカリキュラムの実践を、保育では意識しています。
 子どもたちは、言葉を習おうと思って、獲得しているのではなく、成長の経過の中で「文学を通じて聞き、意識的に言葉を聞くことや、前後のつながりからわかってくること」を面白がってもらいたいと思い、今回はこのお話が題材になりました。

 大人はいろいろな反応を予測していましたが、実際には子どもたちの面白ポイントは、全然違いました。出てくるもの(馬糞など)の普段聞かない言葉と絵と自分が知っている(ウンチ)が同じなのか? 次は何が出てくるか? という更なる予測と絵の意味することと、文章での理解の一致を当てようとすることでした。
 また、途中のワード「たかっているハエ」の「たかっている」ってなんだ? などワードの不思議にも関心を持ち始めている子もいました。

 このように、文章のつながりの中で「言葉には使い方がある。」ということにも注目できたことは、子どもたちの知りたい意欲を深めることにつながったように思います。

 2つ目は、園で行う歯科検診が近いということもあり、日ごろの習慣や、歯磨きの習慣、意識を持ってもらいたいということから、ちょっとした歯のモチーフを使ってお話をしました。
 子どもたちの言動からも「お家で磨いているよ」「ママに磨いてもらってる」口々に言う発言からも読み取れましたし、(中には「虫歯にならないためには、歯磨き粉フッ素がいいよ!」など詳しい知識も出てきてびっくりです!)
 その反面、日ごろの習慣を思い浮かべて、内心・・・ギクッと思った子もいるかもしれませんね。

 しかし、今回一番の注目点は、もっと他にありました。そのポイントは、「なぜ動物や魚などは虫歯にならないのか?」ということでした!確かに聞かれるまで、そんなことを考えたことがなかったです。子どもたちの想像力の中で、色々と子どもたちなりに答えてくれました。

 さて、正解は!

「魚たちは、海の水で洗われているから、歯はいつも綺麗」
「へびやワニは、食べものを丸呑みして噛まないから」
「鳥たちは、歯がないから、虫歯菌がすめません」

 子どもたちの受け止めは、「やっぱりー、当たった!」「へぇーそうなんだー」と、答えに関心を寄せていました。
 虫歯が虫歯菌というばい菌が原因でできることや、魚や動物たちが人間とは違う食物摂取をするから、そうしたばい菌が増殖しないのだ・・という、健康と習慣が関連している意味になっていたらいいなと思います。
 まずは、虫歯菌、バイバイキーン!と、歯磨きをしっかりできるようにね!

 最後にプロジェクターを使って大きく映し出す「うごきえほん」を見ながら、園長先生と一緒に、絵本に出てくる「お江戸の若者」?がする、いろいろな動作を真似してみました。映写が始まる前に、お江戸言葉での口上を聞き、「なんか変な言葉~」と興味津々。

 そして、映し出されたプロジェクターに映った動きを、「はい!できるかな?」と、見よう見まねでやろうとする子どもたち!同じ動きのはずが、それぞれが見たまま即興なので、似ているような似ていないような、(笑)

「こうなの~?」
「足、前だよ~」

と、大盛り上がり。単純に動きを模倣するって簡単なはずだけど、完全に同じにするのは少し難しいよね。子どもたちにはそれが面白かったようです!

 画面の中で、お江戸の若者はまじめにいろいろな動作を披露します。そのたびに子どもたちは、「まじめに歩くってなんだ?」と、子どもたちなりに動きをとらえて表現しようとする一生懸命な姿がありました。

みんな必死!(笑)

 考える動き、歩く動きなど、出てくる様々な動きを試しながら、

「難しー!」
「なんか変なかっこう!」
「見て、できたよ」

など、子どもたちもいつも何気なく動いている自分の動作を、意識して「動かす」体験になりました。

 ”生きる”ということは、日々何気ない動作の連続です。普段のほとんどの動作は、小さな頃から学習しながら獲得してきてきたものですね。小さな時から子どもは、”動き出す”ことによって、たくさんの挑戦をし、転んだり、バランスを崩してひっくり返ったり、ぶつかってみたり、かなりのリスクを冒して(痛い目にもあって)チャレンジし、手に入れた動作の数々です。今、活発に動けている発達もけっして当たり前ではないんです。

 そうして動きを獲得してきた幼児の子どもたちが、改めて「意識して動く」「思ったように体を動かせる」ということが、簡単じゃないなあ~と感じたチャレンジにもなったようです。さらに動く事で、大切な事を人に伝えたり、素敵に表現したり、面白い事、怖い事など、言葉を話すこと以外でも、動くことによって伝わることに気づいたようですね。動く事で、喜びが大きくなったり、人と何かを共有したり「生きている事が楽しくなる」って感じられると良いですね。

 また、動きは、自分を表すシンボルにもなります。そして、それを私達は「しぐさ」とも呼びます。この絵本で、自分や他人の身体の事、動作(しぐさ)の事を知れるといいですね。皆同じだけど、少しずつ違うねってことにも興味をもてると、自分の事も人の事も面白くなりますよね!
 さて、7月のお話会はどんな興味が広がっていくのでしょうか。

楽しみました! 親子レク運動会!

予定していた22日が雨の予報で、前もって順延していた5月29日に、無事にお天気となり、親子レク運動会が行われました。
運動会を通じて、「親子で競技に参加することでたくさん親子の触れ合いを持ってほしい、また、いつも園生活を一緒に過ごしているお友だちや、その保護者とも交流を深めてもらえたらいいな」という願いを持って各クラスの競技内容を考えました。

0,1歳児いちご組、りんご組は、小さいながらも親子一緒に競技ができ、楽しめないか?ということから、「kids fashion show」という競技をしました。
競技内容は「よーいどん!」でスタートし、たくさんの服の中から、上、下、被り物をそれぞれ選び、親子で協力して変身!写真を撮ってゴールになります。
当日は、着る服がなかなか決まらない。パパ、ママがコーディネートにこだわって、本物のモデルさんのように変身した子、キョトンとしてされるがままの子、中には大泣きしてしまった子もいましたが、最後はハイ、ポーズ!と写真を撮って、メダルをかけてもらい、子どもたちもご機嫌になっていました。

2歳児あんず組は「電車でGO!」という競技です。親子でフープの電車に乗って出発!
途中、高くぶらさげてある、りんご、ぶどう、バナナの中から好きなものを選んで、パパやママにだっこやおんぶをしてもらい、取ってゴール!選んだ果物はメダルと一緒にお土産になりました。
この競技は、2歳の子どもたちが、電車に乗ることをイメージし、自分で選び取る、ということがきっかけとなって考えられたものです。電車のフープは、事前に保育の中でたくさん遊んでいたこともあり、子どもたちは当日も張り切って”運転“していました。果物を選ぶ子どもたちは、”どれにしようかな?“と、とても楽しそうでした。

  そして、あんずさんの本領が発揮されたのは、 ♫ファッションモンスター の曲がかかった0,1歳の競技中でした。アップテンポなリズムに反応して、応援席で音楽に合わせて踊ったりジャンプしたりと、自由でノリノリの子どもたち。夢中になって踊り続ける姿は、運動会を大いに盛り上げてくれていました。

3歳児はお父さんお母さんとともに1つの大きなデカパンを一緒にはいて走り、次の人に交代するリレー式の競技です。子どもたちより速く走りたいお父さんの方が一生懸命になっていたり、親子競技ならではのユーモラスなシーンが見られました。また、この競技には、卒園した兄弟姉妹の参加もあり、みんなが楽しめる機会ができました!

4,5歳児のレースは「寿司セットづくり」を競技にしたものです。示された3貫の寿司ネタを集めて、寿司セットを完成させてゴールするのですが、これは圧倒的に子どもの方がネタを見つけるのが早い!
お父さんお母さんは、紙皿をもって待つ。という様子も面白かったですね。
BGMには、お寿司といえば名曲「すし食いねえ!」やっぱり競技の雰囲気にぴったりです。

さらに、職員と保護者のみなさんの参加で、2チーム対抗の「お玉運び競争」も白熱しました!お父さんお母さん方は、なかなか運動バランスがよくて、お玉にのせた玉を落とさずにすいすい小走りで進みます。
職員も負けていません!今年入職した梶沼先生がとっても速いピッチ走法を披露して、みんなを沸かせてくれました。
そして職員のエースだった「もと陸上競技者」の伸先生に大きな期待が!
しかし、ゴール寸前でバランスを崩し、玉を落とすという残念なオチが・・・(笑)
違った意味で、レースの最後を盛り上げてくれました。

いよいよクライマックス。競技の最後は、くるみ組クローバー、ダイヤ組の子どもたちのバトンリレーです。
子どもたちは運動会に向けて本気でリレーの練習をしてきたので、みんなやる気満々!「これまでで一番早く走るぞ!」と、どの子の顔もきりっとした表情での入場でした。
レースは本当に白熱し、どの子も一生懸命走りました。勝っても負けても、真剣に挑んだ姿は達成感で満ち溢れているように見えました。

競技以外でも、親子で参加したわらべうたや「できるかな」の表現体操も、その場で張り切って参加した子、その場では周りの様子を見ていたり、圧倒されてやらなかった子も、家に帰ってからや次週の保育の中で “復習”して楽しむ子と様々な姿が見られました。
コロナ禍でなかなか行事ができなかった分、今回の親子レク運動会を通して、園の保育の様子や、子どもたちの園生活の一部を少し垣間見て知っていただく機会になったのではないかと思います。
そして、何よりケガもなく、親子レク運動会を楽しく無事に開催できたことは、子どもたちにとって本当に良かったです。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

認可保育園 Kid's Encourage

避難訓練を実施しました

5月26日(水)に前期の避難訓練を実施しました。
今回の避難訓練は4,5歳児の避難すべり台体験と全体の避難訓練の大きな2つの目的で行いました。
最初は課業がある関係上、4,5歳児の避難すべり台体験です。
くるみ組のみんなはお部屋のベランダにすべり台があるのは知っているようですが、使ったことはありません。
これからも使わないことが一番ですが、万が一のために避難すべり台を体験します。

まずは使用するときの注意事項を聞きます。

・指示をよく聞く

・ふざけない

・押さない

・降りた後の行動について

さて、それでは順番に体験してみます。
子どもたちは注意事項をよく守り、怖がって降りられない子もいなく、一人ひとり整然と降りていきました。
全員が下りた後に駐車場に集合し、感想を聞いてみると「楽しかった~」との声が圧倒的でした。
もし本番が来たときは楽しかったというわけにはいきませんが、今日はきちんと体験できたことが災害時の備えになるので、貴重な体験になったと思います。

次は避難訓練です。

今回の想定は火事です。火事の時の避難の仕方(窓を閉める、カーテンを束ねるなど)を確認し、子どもたちとともに園庭に避難します。
その際、クラスの実情に応じて先生方も避難の仕方を確認します。0歳児はおんぶや抱っこで避難しますが、おんぶ紐の使い方も事前に練習していました。
その他のクラスも先生の誘導で順次園庭に避難してきました。避難を始めて3分ちょうどで避難が完了しました。ただし、乳児さんは避難訓練の意味もよくわからないまま避難してきているので、いつもと違う雰囲気にちょっと戸惑っているようでした。

最後に園長先生のお話です。

園長先生からは逃げるときのお約束について確認です。

・お・・・おさない

・か・・・かけない(走らない)

・し・・・しゃべらない

・も・・・もどらない

多くの子どもたちがこのお約束の言葉を知っていて、特にダイヤ・クローバーさんはどうしてこの4つが大事なのか意味もわかっていて、実際の避難時も慌てることなく整然と歩いてきていました。
災害は忘れたころにやってくるといいますが、備えあれば憂いなしです。
本番がこないことを祈りつつ、準備はしっかりして安全を守っていきます。

最後は消防設備業者による設備点検を行いました。防災ブザー、消火器、避難誘導灯、避難路など保育園の各所を点検してもらいました。

認可保育園 Kid's Encourage